どうも皆さんこんにちは、ぐりです。
今回はちょっと実験的に短めな記事にしてみようと思います。
・・・と思ってたんですけど書き終えてみたら大して短くなかったです、スミマセン💦
ところで皆さんの働いている会社って「陰口」ってないですか?
うちの会社はありますよ。役員クラスから幹部クラス、そして店舗のアルバイトの方達に至るまで陰口で溢れかえっています😱。かくいう私も言っちゃいますけどね、情けない話ですが。
何でこんな話をするかというと、新入社員のフォロー面談に人事の子が回ってるんですけど、女の子8割で営業している店舗の子から
「休憩室は陰口しか話題がなく、その一人がいなくなると今度はその人の悪口が始まる・・・。私もいない時に言われてるんだろうなと思うと、不安になります」
って話があったんですって。
「女子だなあー」って思いましたね。ごめんなさい女性を悪く言う訳ではないですし、40歳過ぎると男の方が遙かに陰口が多くなるという事も分かっているのですが、やっぱり女性中心の集団の方がこういう問題が多いのは否めないですね。
直接的な不満のぶつけ合いは、今の時代だとハラスメント扱いされる可能性が非常に高いので、ストレス解消とか自尊心の維持とかで・・・やっぱり陰口がベストな方法になってしまうのでしょうね。
今回は陰口が発生するメカニズムをご紹介します。そもそも陰口って本当に撲滅できるんですかねえ・・・
今回の参考文献はこちら
①陰口を撲滅するのは不可能?恐ろしい感情「シャーデンフロイデ」
まずは見出しの通り「陰口は無くせるのか問題」について考えてみましょう。
結論を言ってしまうと、形を変えて向社会的(反社会的の反対)な言葉に代える事は可能ですが、陰口の根幹となる嫉妬や、「陰口言われたから言い返す」的な防衛本能の感情を無くすのは不可能です。だって脳の構造がそうできてるんですもの。
集団行動から逸脱する人間に対して、制裁を加える行動を「サンクション」と呼びますが、このサンクションを加える時に脳内から大量のドーパミンが発生して「あ゛~気持ちい゛~」ってなるのです。集団生活をしないと種の存続ができなかった人類が生み出した知恵なのでしょうね。このサンクションが気持ちよすぎるため(笑)より過激化した行動が「オーバーサンクション」、もっと分かりやすく言うと「いじめ」なのです・・・。
話が逸れましたが、サンクションを起こすきっかけとなるのが「嫉妬」です。自分より努力や能力が劣っている、または同じくらいと思っていた人が、労せずして得をしていると、もう制止しようのないモヤモヤした気持ちになりますよね。浮気とかがその代表例です。そしてその人物に対してサンクションを加えようとしたり、もしくはその人に不幸が起きると、嫌な話なんですけど「喜びの感情」が芽生えてしまうのです。これを学術的に「シャーデンフロイデ」というそうです。
②こうして人は陰口を言ってしまう
ちょっとここで陰口、もしくはその発展系のいじめが発生する仕組みをまとめてみましょう。
【陰口やいじめが発生するまで】
他人が労せず得をしている(嫉妬)
↓
他人に不利益を起こして快感を得たい(シャーデンフロイデ)
↓
正義感(笑)という名のサンクション(制裁行動)を発動
※直接的な攻撃、陰口等
↓
相手に不幸が起きればシャーデンフロイデとサンクションのダブルで快感反応が得られる。
・・・これがいじめだったり陰口発生のメカニズムなのですが、赤字の部分が脳内に組み込まれた本能レベルで発生する感情なのです。
こういうの調べるとつくづく思うんですよ
「陰口はやめましょう」
「いじめはいけません」
とか言う輩のうっっっすい話の意味の無さよ。それって
「ご飯を食べてはいけません」
「寝てはいけません」
と大差ないような本能レベルへの制止行動ですからね。
一応人事のはしくれとしては、こんなフワッとした事いう上司や管理職を、せめて私の目の届く範囲では何とかしたいなと憂う今日この頃なのです。
③次回予告
すみません、本当はこれ一本で書き切りたかったのですが、やっぱり真面目な話しようとすると長~くなっちゃうんですよね。これきっと普段からそうなんだろうな。
「まーたぐりさんの説教タイムが始まったよ(笑)」
とか言われてるんだろうな・・・
キーッ悔しい!絶対今度もっと長ったらしい話してやる!!(サンクション&シャーデンフロイデ)
とまあ私のように、妄想で勝手に怒りのボルテージを上げるようなアホ上司にならない為にもこの話は続編が必要ですね。
陰口をやめたりやめさせたりするより、陰口をトリガーに自分にも相手にもポジティブ感情をもたらす会話術を勉強した方が良くないですか?
という事で、次回は陰口をいつの間にポジティブ感情に昇華させる会話術を紹介いたします。皆で陰口を踏み台にして、信頼度を爆上げしちゃいましょう!ぐへへ・・・