どうもこんにちは、ぐりです。以前もちょっと記事にしたことがあるのですが、私の職場はマジで大変な事になってます。
部下が愚痴をこぼしてましたよ「昔は人事課ってブータンだと思ってたんですけど、実はシリアだったんですね(笑)」って。
そんな思いをさせてしまって情けない限りなのですが、反省の念も込めて残念な大人シリーズを気合い入れて書かせて頂きます。
さてすっかりお馴染みになった※なってない前編後編シリーズ、前回は「お金が常に無い大人は大変遺憾である」という話を致しました。
今回はあと2つそういう人達の特徴を挙げた上で、そういう人達の根底にある考え方や、職場の関係性に悩んでいる人向けに、それの解決の一助となる方法もご紹介しますので、是非最後までお付き合い下さい。
今回は本編多めなので、前振りも短めに行きますよ
今回の参考文献はこちら
①自分の仕事は人を動かしたり管理することだと思ってる人
という事で後編の一番目はこれを挙げさせて頂きました。個人的には【常にお金がない人】の次に駄目な人ですね。
- 事務仕事は部下がやる雑用であり、自分はもっとクリエイティブな仕事をしなければならない。
- 自分はマネージャーであり、実際に動くのは自分の指示の元に動く部下達である。
- 部下の仕事内容を細かくチェックして、至らない所を厳しく指導することで、部下は背中を見て育っていく
こういう人いますよね。部下に目茶苦茶厳しく※自分にやさしい(笑)、部下の仕事を細かくチェックしてできてない所があれば、「そこまで広げる?」ってくらい拡大解釈して責め立てる人。
ざっくり言えば田植えを一切せずに「そこ曲がってるぞ!」「手え抜いてんじゃねーぞ! 」って上から日傘を差して怒鳴ってる人ですね。
様々なビジネス本に書いてあるから分かるとは思いますが、駄目ですからねこんなの。
ごちゃごちゃ言ってないで自分も一緒に田植えして下さい(笑)。本当に良い上司や先輩として部下のモチベーターになるのなら、「ああこの人の真似してればいいんだ」って思われる人になるのが一番成果も上がるし、周りに良い影響を与えます。
苗を植える間隔とか、どういうリズムで植えれば効率が上がるとか、今の人達が欲しい指導は具体性なのです。田んぼの上からワーワー言ってるだけでは絶対分からない、具体的なテクニックを行動を持って教えて上げれば、チーム全体の生産性は格段に上がるので、チェックする人なんていらなくなります。
ていうか今時こんな前時代的な方法で部下を管理する人は、自分でもこれで成果が上がるはずが無いって分かってるんですよね。今更自分がプレイヤーになる気力も新しい事を学ぶ柔軟性もないから、単にマウント取る為だけに、田んぼの上から指示出す人に徹してるので、「可哀相な人だな」と憐れみの目で見て上げればいいと思いますよ(笑)
そういうストレスを与えてくる人の対処法も記事にしてあるので、詳しくはこちらをどうぞ
②「CEO病」に取り憑かれてる人
続きまして二つ目です。CEOは企業の最高経営責任者の事ですよね。どういう事かというと「周囲から崇められて采配を振るい、完璧な人間と思われたい」という思いに取り憑かれて、そこを原点としてあらゆる選択をしてしまう人の事です。
自分の崇拝者で周囲を固めて、批判する人々は追放するのみ。たちまち現場の新鮮な情報は入ってこなくなり、その部署全体が「学ばない人達」のかたまりとなってしまう。いやまだ部署なら良いのですけど、年間何億円も動くような営業店の責任者だったり、ましてや文字通りCEO(社長)だったりしたら、まあその会社は潰れますな。
いい年こいた大人になったら「俺が俺が」の精神はいい加減卒業して、「与える人」になりたいものですね。
ちなみに私が所属する人事課にもステージ4のCEO病患者がおり、
(詳しくはこちらをどうぞ!)
その破壊力たるや人事課を超えて会社全体を巻き込んで、仕事を止めてくれやがってます。つい先日まで給料落とされてふて腐れて休んでたんですけどね。結局何のお咎めもなく復職する事になり、そこから何するかと思ったら、一生懸命人事課を自分の信者で固めようと必死ですわ(笑)。
これ私からしたらマジでたまったものではないのですが、外部から眺めてる分には「白い巨塔」を超える面白さですよ。あと私のブログのネタ作りにはもうこの人は欠かせない協力者です😆・・・と思いながら仕事しないと本当にやってられないんすよ(涙)。
おっといかんいかん、このお札を貼っておかないとね。
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
この通り勿論私の妄想で書いている話なのですが(笑)、もっと面白い展開になったら私の妄想力をMAXにして、改めてお伝えしたいと思ってます。
③残念な上司や先輩になる原因とその脱却方法
まあ大分話が逸れてしまいましたが、前回の記事も含めて残念な大人3選はこのようになっております。
- 常にお金がない人
- 自分の仕事は人を動かしたり管理したりする事だと思ってる人
- 「CEO病」に取り憑かれてる人
改めて並べてみると
- 俺をCEOのように崇めろよ
- 俺はマネージャー、お前らはワーカー、だから俺の言うとおりやれ。俺はやらんけど(笑)
- でもお金はないよ
大喜利か(笑)。そりゃ皆離れていくでしょって話ですよね。ではこういう人達の心の中がどうなっているのか、どうすれば良いのかをお伝えしたいと思います。
こういう人達の性格を一言で表すと「硬直マインドセット」なのです。硬直マインドセットとは人の能力は石版に刻まれたように固定的で変わらないと信じている人の事を言います。マインドセットについて書いた記事もありますので、詳しくはこちらをどうぞ。
そして今回の残念な大人達にとって自分の周囲にいるべき人間は下記の通りなのです。
- 自分を崇めてくれる人
- 自分は完璧だと感じさせてくれる人
- 自分を尊敬してくれる人
言い換えると自分の資質(硬直マインドセット)をそのまま温存させてくれる人が、自分にとっては必要な人間なのです。
こういう人は得てして硬直マインドセットの自覚は無いのですが、もし
「自分の職場が上手くいっていない」
「部下との関係性が悪くなる一方だ」
「俺はもしかして硬直マインドセット?」
と不安になった方がいたら(その時点で本当は硬直マインドセットではないのですが)、是非勇気を出して下記の設問を自分と部下に問うて見て下さい。
- 上司である私には「 」する権利があり部下には「 」する義務がある。
- 部下である私には「 」する権利があり上司には「 」する義務がある。
誰にとっても何より腹立たしいことは、自分の権利が侵されること。それと相手が勝手に何かを自分の権利と思い込んでいることなのです。大切な事はお互いの考えや希望を正確に伝えた上で、矛盾点を発見して解決していくことです。何かミーティングを行う機会があったら、是非試してみて下さい。
「こういうミーティングをする人なんだ」って部下が思うだけでも、状況は変わってくると思いますよ。
ただしこれをやる前に重要な注意点が一つ!あなたが「人の話を聞く耳を持っている人間だ」と相手が思っていなかったら、こんなのただの茶番にしかならないですよ。
不都合な事があれば露骨に嫌な顔をしたり、怒鳴ったりしてませんか。そんな事をしている内は、こんなミーティング開催はおろか、給湯室であなたの事を「たかしホントウザい」「しょうへいがまた何かほざいてるんだけど」とか、ファーストネーム呼びでディスられ続けるのがオチなのでご注意を(笑)。
④まとめ
という事で前後編に分けて残念な大人達の特徴3つと、そこから脱出する為のツールをひとつご紹介いたしました。人間関係は育む努力をしない限りは駄目になる一方で決してよくなりはしません。昔話やおとぎ話でよくありますよね
「二人いつまでも幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし」
ってやつ。あれは本来
「二人いつまでも幸せに暮らす努力を続けましたとさ、めでたしめでたし」
に変えるべきですね(笑)。
ちなみにこれは恋愛関係や夫婦関係にも全く同じ事ですよ※筆者は独身彼女なし
「夫はこうあるべきもの」「妻はこうあるべきもの」という考え方が、お互い全く一致するなんてあり得ないのですから。お互い話し合って価値観を共有してこそ、良い夫婦関係や恋愛関係を構築できるのです※筆者は独身彼女なし
・・・て、何かの本に書いてありましたよ(笑)、としか言えない悲しい私ですが、このブログにお付き合い頂いた方には、何か一つでも良い変化が起きるように魂込めて書いておりますので、使えるネタはどんどん使って下さいませ。
今回も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
9月13日追記
いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。
「残念な大人」シリーズに興味を持っていただける読者様が多いようで、本当にありがたい限りです。自分自身がそういう人間にならない為に、戒めの意味で書いております。
前記事の残念な大人(前編)でもご紹介しましたが、中身のある大人になる為の考え方や、やったらNG的な記事もいくつか書いておりますので、良かったらご参照くださいませ。