どうも皆さんこんにちは、ぐりです。
一昨昨日から昨日まで新卒を対象とした社内研修を行い、何とか無事に終わりました。何だかんだと内定時期からずっと見てきている子達が、少しずつ成長しているのを見るのは楽しいですね。
それはそれとして、最近の若い人達のメガネorコンタクト率は高いですね。今回の研修参加者は、私以外全員それでした。脅威の90%超え!
部下からは「コンタクト外したら、前も見えないし明日も見えないですぅ」と笑いながら言われましたが、それもう心の叫びでしょ※人事部の近況はちょいちょい直近の記事に書いてますので、そちらをご参照下さい。
彼女もちょいちょいブラックジョークを挟んでくるので、焦るのと同時に「申し訳ないなー」という無力感に苛まされる研修でした(笑)
さて今回は研修を通じて感じた、「グループワークから見た将来苦労しそうな人」の特徴と「残念な人→有望なイケメン(中身が)」へと変身するための心構えを、何年か研修で見てきた経験則と本を元にご紹介いたします。
4年前から人事で研修をやってますから、かなりのサンプル数は揃ってるので、就活中の方や若手の社会人の方は是非参考にして下さいね。
①将来苦労しそうな人のグループワーク3選
それではまずは見出しのような人の特徴をお伝えします。大概こういう人は「地頭はいいのにね・・・」という人が多いので、それを念頭に入れて読んでみて下さい。
①-1.とにかく喰い気味で話に入ってしまう。
はいそれでは一つ目です。「朝まで生テレビ?」って位、人の話を最後まで聴けない人。ディベート(討論)しちゃってディスカッション(議論)できてないんですね・・・
討論は勝ち負けにこだわる手法でしかないので、科学の世界ではまったく採用されないそうです。一方議論は真実の探求のために行われる共同作業で、「どちらが正しかったか」的なものです。真実の追究に勝ちも負けもないですからね。
相手の欠点を針小棒大に強調し、自分の欠点は小さく評価する上に優れた点を過大評価する。そして相手の意見はすべて愚劣と断罪し、自分に賛同してくれる意見と人間はすばらしいと評価する。
こんな大人にはなって欲しくないなと、切に願いながら「だから人の話に割り込むなっつーの」と、研修では突っ込みを入れてます。
①-2.失笑
これも将来的に残念な大人になる危険要素ですね。「フスッ」とか「フヒッ」って感じの(表現力0)、正に「一笑に付す」ように人の意見の後に笑う人。彼等の根っこにあるのは「劣等感」「プライド」「強すぎる自己愛」とかが挙げられますが、何にしても青字の気持ちが強すぎて、他人の言葉の中身よりも、青字の欲求を満たしているかどうかでしか人の言葉の善し悪しを判断できなくなっているのです。満たしてなければ無意識に半笑いもしちゃうのです。
こういうのが「癖」として出てしまう人は、失笑している自分がテレビで放送されていて、それを見ているかのように自分を見つめる習慣を身につけましょう。いわゆるメタ認知って奴ですが、自分を他人目線で見られれば、人の意見の後にバカにしたように笑ってしまう事が、どれだけ人のやる気を奪うか見えてくるようになります。
①-3.勝利への執着が強すぎる
1番と2番の人達の根幹にあるのはこれだと思います。とにかく人生「勝つことが全て」なんですよ。しかもメッチャどうでもいい短期的な勝利(笑)
ゲームとか友達との遊び、もうちょっと大人になると、恋人がいるとか良い服着てるかとかね・・・他人との比較ばっかりになってるんですよね。
だからグループワークとかになると、相手を言い負かして勝利する事が最大目標になっちゃうんですよ。
一応、就活生の方が読んでいたときの為に言っておきます。グループワークは「チーム」としてより質の高い答えが導き出せたかに、最も重きを置いています。個人で誰が目立っていたか、誰が沢山発言していたかは正直見てません。
今からでも遅くありません。ディベート(討論)はやめてディスカッション(議論)する事を心がけましょう。
②「残念な人→有望なイケメン(中身が)」へのジョブチェンジ方2選
では続きまして①番で挙げた残念な人達は一生残念なままなのか?そんな事はございません!自分の彼氏や彼女の事を「ウチの相方さ~」って言う人よりは遙かに立派な大人になります(笑)
相方って何?これから漫才でもしてくれるの??荒んだ俺の心を笑いで満たしてくれるの???と、最近本っ当にどうでもいい事で毒づいてしまう(しかも心の中で)小っさい小~っさい私よりも遙かに立派な大人になる事も保証いたします。
②-1.ユーモア
冒頭で私の部下がメガネの件でブラックジョークを飛ばしていたと書きましたが、あれは実は極めて建設的な状況改善の行為なのです。ざっと挙げるだけでもこんなに効果があります。
- ユーモアは状況が安全であることを示すシグナルであり、笑うことによってストレスに満ちた状況をそれほど脅威に感じなくなる。
- 不正がまかり通っている状況に、ささやかなモラルを注入する事ができる。
- ユーモアにはレジリエンス(回復力)を高める効果がある。手術を受けた患者にコメディを見せると鎮痛剤の使用量が25%も減少するらしい。
特に2つめとかは、今の日本で言えばビートたけしさんかもしれませんね。酷い世の中をブラックジョークで笑い飛ばす芸風だから、もう30年以上も芸能界のトップにいるのでしょう。
得てして弁は立つけど残念な感じの人は頭が良いので、You Tubeとか見てブラックジョークを勉強しましょう。笑いが取れるようになれば、仕事のあらゆる局面で優位に仕事を進められるようになります!
②-2.感謝
ひねくれた私だけかもしれませんが、「感謝の気持ちを持ちましょう」とか言われると、「感謝(笑)?か・・んしゃ(笑)感謝とかそんなフワッとしたものを、ねえ?」とか、どこまでもクズクズしい反応をしてしまいます。
でもありとあらゆる科学で、感謝がもたらす効用は実証されています。特に能動的に感謝する事が自身のストレスを解消し、周囲との関係性を良好にするそうですよ。
とある研究で「とてもお世話になった人へのお礼を書いて、相手に直接手紙を届ける」という実験をしたそうです。受け取った相手も勿論喜びましたが、手紙を書いた本人もストレスや不安が軽減され、高いモティベーションを維持したそうです。・・・それも一ヶ月間!
私のようにひねくれた人達でも、自分自身に直接多大な効用があると分かれば、試してみない手はないですよね。些細な事でもいいので、「ありがとう」という単語を意識的に使ってみてはいかがでしょうか。
更におすすめなのは、そういうプラスの行動をしたら寝る前に自分のパソコンに「今日のプラス行動」というタイトルで、感謝したことやプラスになる行為を書くと、翌朝すっきり目覚められますよ。
私もこれやってますけど「コンビニのおばちゃんにありがとうと言った」とか、そんなレベルの事ばっかり書いてあります(笑)。
そんなんでも結構気持ちよく寝られますので、良かったらやって見て下さい。
本日の参考文献はこちら
③まとめ
という事で、研修を通じて感じた「将来心配な子達を本当の意味での大人」にする方法を、文献と私なりの経験則で書かせてもらいました。
40過ぎて立派な職位ももらってるのに、中身は本当に子供な残念な大人も世の中には沢山います。
昼食時にいい歳こいて「ネギ食えないからお前食べて」とか部下のお皿に放り込むような大人はやっぱり生き様もそのまんまです。「この仕事責任負いたくないから、お前やっといて」みたいなね(笑)
そういう若者を育ててはいけないし、何より自分がそうなっていないか常に自省していくのがおっさんの使命だなーと、最近強く感じているぐりでした。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。