どうも皆さんこんにちは、ぐりです。
先日ちょっとびっくりというか面白い出来事があったので、是非お伝えしたいです。
何があったかというと、某所にて高校生と直接面談ができる説明会があったので、遠方だったのですが参加してきたのですよ。採用活動というのは基本高校生と接触はできず、進路担当の先生を通してしか話ができないので、結構こういう会は貴重なのです。
ただですね、会場に着くなり「すみません、ちょっと御社のブースが学生入口から大分遠い所になるのですが・・」と係員の方に言われたのです。
も~う全然OKですよ。今回はうちの会社からしたら、アウェイの地ですからね。それ位の事は当然ありますよ。大河の流れのように落ち着き払った心境でブースまで行くと、あったあった。うちの会社の名前、確かにちょっと遠いけど、全然OKっす。
さて、荷物を置いて机に資料を並べて・・・と。
あれ?なんか違和感あるな (・_・?)
・・・おわかりいただけただろうか・・・
では本来あるべき物を加工してみましたのでもう一回・・・
机がない・・・だと・・・?
どうなっとんじゃい!!机なしで会社資料を床に置いて「学生さんいらっしゃい!」なんて言ってたら、完全に露店の親父だっつーの!
私の大河の心の器は一気におちょこの裏側へと変貌を遂げたのです(笑)
これ新手のいじめかな?「クラスメートが俺の困った顔を見てニヤニヤしてる」みたいな
アホな先生が「おいおいあまり悪ふざけをするなよ(笑)」みたいな、「おまえが半笑いでどうすんじゃボケ!!」みたいな。
とまあ色々ネガティブな想像をしている内に、運営の若い方が来て大変丁重なお詫びの言葉を頂きました。
まあカリカリしても仕方無いので、とりあえずそのままスタートしましたよ。最終的には机も届き、何人かの高校生にしっかり自社のアピールもできたので、感想としては「面白いネタをあざっす!!」って感じでした(笑)
ただ開始十数分は誰も高校生が来てくれなかったので、机なしでおっさんが一人座ってたたずんでるという、シュールすぎる状態になってました。これ完全に
『仕事探しに来たけど高校生への説明会と知り、放心してる無職のおっちゃん』
にしか見えないよな(笑)。
なんか急遽参加企業が増えたみたいで大変そうでしたよ。完全に運営側の人もテンパってて、謝りに来た女の子なんか半泣きでしたね・・・。※緑字の部分は後で出てくるので覚えといて下さいね。
本当に忙しい時というか、自分一人では手に負えない仕事量の時ってどうすればいいんでしょうね。
という事で、今回は「一人でどうにもならない時に上手に人に仕事をお願いする方法」をお伝えしたいと思います。仕事の生産性を上げたい管理職の方や、部下を持ったばっかりの若手の皆さんは是非参考にして下さい。
①5分間の親切
これは以前「社内政治に巻き込まれずに仕事をしていく為の方法」としてもご紹介しました。良かったらこちらの記事も読んでみて下さい。
この時の記事とほぼ同様になってしまうのですが、この「5分間の親切」はあらゆる所で人間関係を円滑にします。勿論今回紹介する「チームでの仕事の生産性を上げる」事にもです!
ルールは至って簡単。
- 相手の為にできる事が目の前にある
- それは5分でできる
- この条件が揃っている時に、相手の為にできる事があるのなら直ちに行動する
- 誰が相手でもこのルールを貫く
これだけの事です。特に4番を遵守する事が大きな意味を成してきますよ。前回の記事では社内政治に巻き込まれない為に、「誰が相手でもこのルールを全うしましょう」と書きましたが、今回特に意識して欲しいのは「部下」です。部下に対してもこのルールを徹頭徹尾貫くのです。ちょっとしたゴミ出しや、来客対応、部下が受け持っている事務作業等々、本当に細々した所まで手伝ってあげて下さい。
本当に自分が今後長く付き合っていくべき仲間であれば『返報性の原理※人から何かしらの施しを受けたとき、「お返しをしなくては申し訳ない」というような気持ちになる原理』が働いて、必ず良い関係が築けます。
ただし親切をした後に、
「ほらよ」
とか「ありがとうは?ねえありがとうは?(゜ω゜)」
とかムカつくもの言いを決してしないように(笑)
中にはあなたが何でもやってくれるのを良いことに、5分以内でできるような事なら、全部あなたに任せてしまうような悪い部下も出てくるかも知れませんよ。
その時はこう考えれば良いのです
- 「相手のためになってない」と思ったらやらない
5分間の親切ルール①番に沿ってないでしょ。簡単ですね。
この関係性を日々築いておく事を大前提として、次のステップに行きましょう。
②相手の得意な仕事を依頼する
ところで皆さん上司の仕事って何だと思います?
あくまで超個人的主観なんですけど上司の一番の仕事は「汚れ仕事を躊躇無くやる」事のような気がしてます。まあ私はしませんけどね(外道)
というのはある程度冗談ですが、大きな仕事を成し遂げる必要がある時には、自分以外の人達に120%の力を発揮してもらう必要が出てきますよね。冒頭緑字で書いた、某所の就職面談会なんてその好例です。この面談会で例えるなら、どうすれば一番良い成果が上げられたんでしょうね。私はこう考えてます。
「謝るのなんか、この会のトップがやりゃいいじゃん」って
若い子なんてやりたい事はどこまでもやりたいし、やりたくない事は死んでもやりたくないんだから※偏見が入ってたらすみません(汗)。でも皆さんも自分の得意な事、好きな事に関係する内容で人から頼み事されたら、少し良い気分になりませんか?
私は昔この手法で、上司からぶっきらぼうに
「お前この台の修理得意だよな?お前しかできる奴いないんだから、今日中に必ずやっとけよ※ぐりは昔パチンコ店の店員です」
みたいな無茶ぶりを良くされましたよ。でも私もアホだから「ま~た俺に振られたよ~」とか、全然困ってない風な困った顔(要は凄いムカつく顔)をして、それこそ寝食を忘れて台トラブルを直してましたよ。
つまり周囲の人達に120%の力を発揮してもらう一番の方法は、
- その人の得意な事、好きな事を熟知した上で、それをお願いする
これが一番です。人は得意な事、好きな事で頼られると承認欲求が満たされ、相手のために一肌脱ぐことが苦じゃなくなるどころか喜びに変わるのです。だからこそ本来の120%の力が発揮されるのですから。
えっ?皆が皆好きな事だけやってたら、嫌な仕事は誰がするのって?もう分かりますよね。あなたがやりゃあいいんです。
大局観を持って個々のパフォーマンスを最大限発揮させる。そこで生じた歪みを自ら調整する。正にリーダー業務の醍醐味じゃないですか!
要は汚れ仕事と思わなきゃいいんです。「俺にしかできない最後の大締めの仕事をやってるんだ」と思って下さい。一生懸命頭を下げてるあなたを見た部下は、更にスイッチONで、死ぬ気で頑張ってくれるのではないでしょうか。
今回の参考文献はこちら
③最後に
という事で、「一人でどうにもならない時に上手に人に仕事をお願いする方法」をご紹介しました。超簡単に言えば
- 5分間の親切を常に行い
- 相手の好きな仕事や得意な仕事を依頼する
という事になります。ちなみに「ぐりさんのチームはさぞかし上手くいってるんだろうな」と思っているあなた!そんな事は全然まっったくもってございません(涙)。
私は特別な何かを為した人間でも何でもありません、挫折の方がよっぽど多い駄目人間です。ただ上述の2つは凄く意識してますし、これからのチームは
「上司と部下は役割の違いであって、偉いとか偉くないというベクトルでみるものではない」
とは本心から思ってます。やっぱり若い人が育つ環境にしないとね。
俺がボケたら面倒見てくれる人がいなくなっちゃうからね(ゲスい)
はい、という訳で若い人が育とうが育つまいが、ボケても誰も面倒見てくれなさそうなぐりでした(笑)。それではまた次回お会いしましょう!