どうも皆さんこんにちは、ぐりです。
最近はスポーツ選手が皆さん頑張っておられて、見てるだけでモティベーションが上がりますよね。大谷選手の活躍、ボクシングの井上選手の快進撃、テニスのジョコビッチ×フェデラーの死闘、そして我が人事部の死闘!(笑)そして本当に感動したのがボクシングの村田選手の試合でした。多分今まで見たボクシングの中で、一番感動したような気がします。
もらい泣きしてたラウンドガールも可愛かったし。※それは感動と言いません
やっぱり人が壁にぶつかって超える瞬間を目の当たりにすると、感動するように脳ができてるんだなと改めて思います。
私も「人に感動を与えられるような人間になりたい」は言い過ぎですけど、せめて人のモティベーションを上げられるような人間にはなりたいなと思ってるのですが・・・現実は厳しいっす。せいぜい自分にとって大きく関わる人達のモティベーションを落とさないようにするので精一杯なんですよ。
「俺自身がモティベーションを上げられていないからなのか?」と自問自答してみるのですが、別にやる気がない訳では決してないのです。かれこれ1ヶ月近くまともな休日を取っていませんが、これはこれで楽しいなというのが正直な感想です。
ただ振り返ってみると、「直近数ヶ月で仕事で何か印象に残る事はなんですか?」と聞かれたら、嫌な思い出が上位を独占してるんです(良いことも勿論ありましたよ)。
「〇〇さんとの雑談、すごい面白かったな」
「ブログを何とか3日か4日に1回のペースでアップできる環境構築ができたな」
「やっと副業が本格的に動き始めるな」
とか、仕事以外では良い出来事が上位を独占してるんですけどね。
私が人にモティベーションを提供できる人間になれていないのは、上述緑字の状況から鑑みるにこんな理由なんですよ。
- 一番時間を割いて一番忙殺されているのが人事の仕事なのに、『業務内容』で印象に残っている事が数ヶ月間何もない。印象に残っているのは感情だけ。
そこで今回と次回で
- 今ほど忙しい思いをせず、且つ気を散らされずに、今この瞬間を味わえる時間を作る(メイクタイム)。
- 自分自身にも周りの人にもモティベーションを提供できる
この2点を得られる方法をご紹介します。
「決してやる気が無いわけではない」
「仕事は忙しいがそこに特に不満を感じている訳でも無い」
「でも振り返ると『最近一番面白い出来事ねー・・・あ!ネットフリックスで見たあのアニメ、神アニメだったわ~』」
・・・なんて私みたいな人がいたら(笑)、今日の記事は必見です。
①あなたが毎日忙しいのにむなしい本当の理由
偉そうに「あなたが~」なんて見出しにしましたが、もろ自分の事です。モロ師岡です(笑)。仕事や家事に忙殺されている私や皆さんは何故こんなに心が落ち着かないのでしょう。
これは今の世の中、2つの大きな力が我々の1分1秒を奪っているからなのです。その二大障壁を如何にとっぱらうかがメイクタイムの鍵となるので、その障壁をまずはお伝えします。
①-1.多忙中毒
これは今の時代の「忙しい事を良し」とする風潮の事です。つまり
「やっべー、マジやっべー、今日も2時間しか寝れないわー」
て感じの〇サワ状態の事ですね(笑)
メール受信箱には溢れんばかりの未読メール、「予定表を作る事が仕事なの?」って位びっしり書き込まれたタスク表。
「人事部なのにストアコンパリゾン※パチンコ店見学なんか絶対必要ねーだろ!」という只の現実逃避の出張。
「サボる時に『高校廻りに行ってきます』って言ってサボるのマジでやめろ!どの学校回ったかわかんなくなるっつーの!」と、隙あらば本部から逃げ出してサボってるのに、「俺もう2週間休んでないわー」アピールするようなとんでもない管理職・・・あ、何かいつの間にかリアル話が入ってました(笑)
後半はさておき、「周囲の人が忙しくしてるから、自分だけペースを落とせば爪弾きにされてしまう」という強迫観念にかられて、無理矢理予定を入れる状態の事です。
仕事で埋め尽くされると逆にホッとするというね(笑)
①-2.無限の泉
これはどういう事かと言いますと、スマホのアプリ等、コンテンツが永久に補充される媒体の事をさします。こうしたいつでも利用可能なエンタテインメントは多忙中毒になっている人には最高のご褒美となってしまうのです。
ありますよね、調べ物があってネットで検索してたら何故か1時間位時間がワープして、気がついたら村田諒太選手の世界戦でラウンドガールやってた女の子の情報をボケーッと見てたとかね、ね!・・・何か私だけの気がしてきたのでこの辺にしといてと(´ρ`*)コホン
こういう歴史上人類が経験の無いレベルの情報過多による人体刺激を「超正常刺激」というのですが、これはマジで身体にメチャメチャ悪いです。あっという間にストレスホルモンでいっぱいになってしまうので、この無限の泉からいち早く脱出して頂きたいです。
詳しくは最近記事にしたので、ご参照下さい。
②デフォルトを疑え
そういう訳で「多忙中毒」と「無限の泉」が我々の心を絶えずざわつかせ、自分が本当に大切にしたい時間をむさぼり食い、自分にも他人にもモティベーションを与えるどころかむしろ奪う側の人間に貶めているのです。
でもこれってなんでここまで強力なんですかね?「この二つを排除して心の安寧が得られるんなら、さっさと止めればいいのに」って話ですよね。でもそんな単純な話でも無いのです。
この2つの障害が強力なのは
- 「多忙中毒」と「無限の泉」が我々の生活のデフォルトとなっている
からなのです。ちなみにデフォルトとは初期設定の事で、スマホとか買うと無駄なアプリがいっぱい入ってるアレの事です。むかつく羊があなたの指先にタップされようと自ら飛び込んできますよね、ドMなのか?あの羊(笑)※アンドロイドのドコモユーザーあるあるです
本当は電話で10分で済む話が、デフォルトによって「あの方はお得意様だから」と、わざわざ応接室で無駄話を1時間行い、デフォルトで決められた誰も見ない業務報告書を1時間かけて書く・・・。
- 目の前のものごとに脊髄反射せよ。効率なんて考えるな、とにかく予定を仕事で埋め尽くすのだ!
これが多忙中毒のデフォルトルールなのです。
そして絶え間なく仕事をさせようとするのが多忙中毒のデフォルトならば、絶え間なく気を逸らさせようとするのが、無限の泉のデフォルトルールです。
フェイスブックを更新し、You Tubeを惰性で視聴し、最新ニュースをスマニューでチェックした後に、ネットフリックスを一気見する・・・。飢えた無限の泉のデフォルトは、多忙中毒の後に残った僅かな時間のかけらまで喰らい尽くしてしまいます。
冷静に振り返れば自分の為の時間なんて作れる分けないですよね。現代社会は『注意散漫』が24時間フルタイムの仕事なのです。
だから我々が自分の大切な時間を取り戻すための第一歩は、デフォルトを 疑う事です。
- 忙しいというだけで満足していないか
- この仕事はもっと省略できる事があるんじゃないか
- 暇そうにしてると恥ずかしいから、無理矢理会社に残ってないか
- 自分の意志で行動してる時間(何も考えずに惰性や習慣で動いている以外の時間)が一日1時間でも作れているか
- 知りたい情報があったら一直線にその情報収集に辿り着いてるか。気がつけば全く関係のない調べ物をしていないか
等々、何も考えずに身体が脊髄反射で動いている習慣を一つ一つ疑ってみる事から初めてみましょう。
今回の参考文献はこちら
③最後に
という事で、そろそろ締めの時間になって参りました。毎回一回で書き切れず本当にごめんなさい。今回は問題定義だけさせてもらいました。今回の話を簡単にまとめると
- 「忙しいのにむなしい、忙しいのに何をしてきたか何も思い出せない」と感じていたら、それは多忙中毒と無限の泉に毒されているから
- 我々の生活の殆どに、多忙中毒と無限の泉はデフォルトとして組み込まれていて、「忙しくて当たり前」、「気が逸れてしまうのも当たり前」という社会になってしまっている。
- この状態から脱出する為にはまずは、ありとあらゆるデフォルト(当たり前・常識)を疑う事。
という話でした。上司が怒りだしたら気持ちよく怒らせるのもデフォルトだし、デブがカラオケ店に行ったら、サンボマスターのボーカル役として歌わされるのもデフォルトなのです!※違います
次回はこういう悪いデフォルトから脱却して、自分にも人にもモティベーションを与えられるような、自分だけの時間(メイクタイム)を作り出す第一歩目の方法をお伝えいたします。どうぞお楽しみに。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。