どうもこんにちは、ぐりです。前回は自分の大切な時間を作りだすメイクタイムについてお話を致しました。ざっくり言うと以下の通りです。
- 「忙しいのにむなしい、忙しいのに何をしてきたか何も思い出せない」と感じていたら、それは多忙中毒と無限の泉に毒されているから※多忙中毒と無限の泉の詳細は前回記事をご参照下さい。
- 我々の生活の殆どに、多忙中毒と無限の泉はデフォルトとして組み込まれていて、「忙しくて当たり前」、「気が逸れてしまうのも当たり前」という社会になってしまっている。
- この状態から脱出する為にはまずは、ありとあらゆるデフォルト(当たり前・常識)を疑う事。
詳細に関しては例によって、下記の記事をご覧ください。
最初に謝っておきたいのですが、今回は伝えたい事が多すぎて、箇条書きの文章ばっかりです。もし「なんのこっちゃ」と思ったら、上述1番に対する解決策についてお話してると思って下さい😅。
「漫画ジョジョのセリフの6割は傍点が入ってる(笑)」のと同じような感覚で、どうぞ温かい目で見守ってやってくださいませ。
①メイクタイムに必要な4つのステップ
今回はボリューム多目なので、さくさく本文に入りますよ~
「メイクタイム=本当に自分にとって大切な時間」を作り出すには4つのステップが必要とされています。ざっくりとした流れをお話ししますね。
- ハイライト「毎日の最重要事項を決める」-大事な仕事でもいいですし、やる必要はないがやりたい事でも良いのです。あなたにとってスケジュールを確保しておく価値のある活動を一つ決めましょう。
- レーザー「気を散らすものを撃退する」-前回もご紹介しましたが、我々の生活はSNS等の「無限の泉」に毒されています。それを完全に廃するのではなく「メールチェックの時間を決めておく」「SNSは使用後ログアウトする」などの使い方をデザインしする事で、レーザーのようにやるべき事に集中するしましょう。
- チャージ「身体を使って脳を充電する」-集中を高め、メイクタイムを作るためには脳にエネルギーをチャージする必要があるのですが、運動や食事、睡眠、静寂、親密な時間等の「身体をケア」する事でそれが可能となります。
- チューニング「システムを調整・改善する」-最後のステップになるのですが、要は「寝る前にメモを取る」だけです。今日はハイライトが作れたか、今日のエネルギーレベルは高かっただろうか等々・・・。これを続けている内にあなたの習慣や日課、脳や身体にピッタリ合った日々のデフォルトが出来上がっていくわけです。
という事で上述の4ステップを日々繰り返していけば、前回お話しした世間や会社のデフォルト※「これ絶対必要ないでしょ」っていうハウスルールや、本質から遠くかけ離れた風土の事です。から脱却して、自分にとって本当に大切な時間、メイクタイムを生み出せるという事です。簡単な図にするとこんな感じですね。
こんなイメージで「自分の時間を作りだそう!」と日々過ごしてみては如何でしょうか。
てか、このブログ始めて図とか作ったの初なんですが、当初はこんな感じの事をやりたかったんですよ。私の脳内会議で徐々に方向性のズレが出たというか・・・。ジョンレノンとポールマッカートニーみたいなもんですね※クッソおこがましい
②多忙中毒と無限の泉からの脱却の一歩=「ハイライト」
本当は上述の4ステップを全部お伝えしたいのですが、それをやってると前編、中編、後編、メイクタイム番外編、メイクタイム外伝、メイクタイムの日常、メイクタイムいちご味・・・とタイトルが意味不明になってしまうので、小出しに記事にしていきます(笑)。
今回はメイクタイムの一番最初の取っ掛かりとなる、「ハイライト」についてお話ししますね。正直このハイライトだけでも、日々意識するようになれば自分の時間はしっかり作れますので、一日のハイライトを選ぶ基準や考え方をお伝えしたいと思います。
②-1.毎日に「ちょうどいい目標」を置く
以前、「やるべき事を細かく細かく記録化しましょう」という記事を書いたことがあります。私もそれを日々実践して、確かに仕事の生産性も上がり、部下との仕事の引き継ぎも円滑にはなりました。
・・・ただ前回お話しした通り、この数ヶ月間「仕事」という部分において印象に残ってる事が何もないんですよ。小さなタスクは仕事をやり遂げるには必要ですが、焦点を設定しなければ忘却のもやの中に、あっという間に消え去ってしまうのです。
タスクを細分化して、記録に残すだけではモティベーションのコントロールまでは難しいんですね・・・。
では、もっと長期目標に目を向けるべきなのでしょうか。
「3年後、5年後の自分を思い描いて行動しましょう」なんて一昔前の自己啓発本にはよく書いてありますが、これは科学的に良い目標設定では無い事が証明されています。
遠すぎる目標は「自己連続性の欠如」と言って、未来の自分がリアルに想像できないんですよ。「5年後にプール付きの家に住む」なんていっても、今が4畳半の1K暮らしの人からしたら、「俺って勘違い夢語り野郎だな・・・」となりますよね(笑)。
ではどうすればいいかと言いますと、日々のやる事リストよりは大きく、5年後の目標よりは小さい、「長期目標」と「タスク」の間の中間的な活動に集中することがハイライトなのです。
具体的に言うと(それでも抽象的なのですが)、こういう事です。
- 一日の始めに、今日のスポットライトをどこに当てるかを考える。
- 「今日のハイライトは何だった?」と聞かれた時に、どう答えたら嬉しいか
- その日を振り返るときに、しみじみ噛みしめたいのはどんな活動や、成果、瞬間なのか
これがあなたの一日のハイライトとなるのです。ね、簡単でしょ?※by ボブの絵画教室
多忙中毒や無限の泉に、モティベーションや集中力を奪われる日々からの脱出したいのであれば、その第一歩としてハイライトを設定する事をおすすめします。
②-2.ハイライトの3つの選び方
ではここからは「どうやってハイライトを決めるか」を考えて行きましょう。基本的にはやりたい事や印象に残る事を選べば良いだけなのですが、毎日ハイライトを設定するというのは意外と難しいのです。ですので後述する3つを基準にするといいと思いますよ。
- 緊急性「今日やらなくてはいけない事」-こんな経験ないですか?本当にどうでもいい会議に半日とられて、やっと終わったと思ったら絶対今日やらなければいけない仕事をごっそり忘れてた!・・・とか。これ、結局自分の所為なのですが、まあ悔しいやら恨めしいやらですよね。それを防ぐために今日中にやらなければいけない事があるならば、それをハイライトにしましょう。
- 満足感「何を選べば寝る前に満足できる?」-一つ目の基準は「やらなければいけないこと」ですが、これは「やりたいこと」です。締め切りは優先順位は一旦置いといて、それぞれの項目をやり遂げたときどんな満足感を得られるかを基準に、決めてみて下さい。
- 喜び「何をすれば一番嬉しいと思える?」-喜びを得られるハイライトは他人からみたら正直バカバカしいものなのかもしれません。でもそれでいいのです。「ギターで新しい曲をマスターする」「観葉植物の鉢植えを大きいのに変える」等々、目の前の物事に脊髄反射するだけではない行動、つまり「あなたが好きだからやる」行動を挙げてみましょう。
これら3つの基準を「今日は緊急性・満足感・喜び、のどれをメインにしようかなー」と、直感で決めるのがハイライトの肝となる部分です。
そしてその時間は60分~90分がベストです。60分未満だと集中力がMAXとなる「ゾーン状態」に入りづらいし、90分以上だと休憩が必要になってきますからね。
日々の生活に彩りをもたらす第一歩として、まずは
- 時間や分単位の短いタスクではなく、5年かかるような先の長い目標でもなく「一日に一つ達成できる程度」の丁度良い活動目標を立てる
- それは「緊急性・満足感・喜び」のどれかを満たせる目標であり、とりかかる時間は60分~90分くらい
この条件を満たすハイライトを日々掲げていれば、まずは原因不明のストレスや焦燥感からは脱却できる事請け合いです!
・・・なんか通販番組の司会者みたいになってますね今日の私。
「私これやる!もう家に帰ったらすぐ始めちゃうわ!!」
なんて事をぬかしおる没落したアラフィフ女芸能人はいませんが(笑)、本当におすすめですよ。
今回の参考文献はこちら
③まとめ
いかがでしたでしょうか、今回は伝えたい事が多すぎて、箇条書きばかりとなってしまいました。なのでここでは一言で締めたいと思います。
デフォルトから抜け出して、自分の大切な事の為の時間「自己満タイム」※ただし「多忙中毒」「無限の泉」以外のを一日一回作り出そう!
そして一言ではないというね(笑)。でも言いたい事を突き詰めれば、上記の事だけです。
今回の参考文献の中で度々出てくる言葉で、「時間はデザインできるんだ」という一文があります。この言葉が私は凄く好きで、なんかだるいなーって時には「やらなくちゃダメだ」「踏ん張りどころだ」みたいな言葉より、「時間をデザインしよう」って一言自分に語りかける方が、ずっと楽に体が動くんですよ。この言葉は最近私のパワーワードとなってるので、是非皆さんも使ってみてください。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。