どうも皆さんこんにちは、ぐりです。
前回の記事では
- 職場にいる困った人(あなたの友達と見せかけて、裏であなたの陰口を言いまくってる人とか・・・)、実はサイコパス性があるのかもしれませんよ。何せ世の中の25人に1人はサイコパスと言われるのだから。
- 彼等の最大の特徴は「良心の完全なる欠落」。モラルのブレーキが完全にぶっ壊れてるから、何だってできてしまう。
- そうなると「あれはやっちゃ駄目だ」「人としてここは我慢しなきゃ」みたいな、【良心】なんてもはや足かせになるだけなのでは
- 良心ってなんの為にあるんだろう、こんなのあっても負け組になるだけなのに
という話をさせて頂きました。詳しくはこちらをご覧下さい。
サイコパス性のある人4%以外の96%の人達にとって、良心は反射的に働きます。拷問を受けてるとか凄まじいハニートラップを受けてる等の、極端な状況でなければ、我々は良心についていちいち考えたりしません。
「職場の同僚の財布から今日はいくら盗むべきだろうか」
「何でウチの子供にタダで食事を与えなければいけないのだろう」
なんて事を純粋な探究心で考えたり、Yahoo!知恵袋に大真面目に相談する人はいない筈です(笑)。もし2番目の疑問を本気で考えるとしたら
息子の歳-48歳
息子の口癖-俺には守るべき仲間がいる!(ネトゲ)
息子の職業-ハロワに行く(散歩)
という息子を持ってしまった親御さんくらいだと思います。
まあこんな話は一旦置いておき、殆どの人が持っている良心の脊髄反射が、彼等サイコパスの人達には完全にないのです。
だから自分の富や名声を得るためなら、96%の人が躊躇うとんでもない事を、歯磨き程度の感覚でやれちゃう訳ですよ。つまり上述した3番と4番の通り、行動にブレーキをかける事が本能レベルでない人達の方が、生物として優れてるのではないかと思ってしまう訳です。
今回は本当にそうなのかどうか調べてみましたので、それをお伝えしたいと思います。
①歴史からみるサイコパスの生涯
良心の足かせを持たない人達が権力や富を一時的にしても持つというのは、これは歴史的に見ても事実です。そして良心が欠けているという事は異性の獲得にも有利に働きます。なんでも現時点で旧モンゴル帝国に住む男性の8%にあたる、1600万人がかの皇帝チンギス・ハーンと同じ染色体を持っているのだとか・・・
ただ、大物サイコパスは概して良い最期を遂げていません。ヒトラーは自ら拳銃を口にくわえて自殺し、ポル・ポトは部下に殺された上に遺体はゴミ山で焼かれたそうです。
これは大物に限らず小物でもその傾向は強いとか。規模はどうであれサイコパシーは最終的に負け戦になる場合が圧倒的に多いとのこと。
結局そういう人達への対策は「彼等はいつか必ず破滅する」と信じて、決して我慢するのではなく彼等と真逆の行動をすれば良いのだろうなと、私は思ってます。
規模の大小に限らず、他人を踏みにじって生きてきた彼等が恨みを買って、最終的の没落するのは何となく分かると思いますが、実はもっと明確な理由が科学的に明らかになっています。
それは私達が「良心が完全に無い世界」を全く想像できないのと同じで、彼等サイコパスが最も苦痛に感じているのに、96%の普通の人達が何とも思っていないある事象があるのです・・・
これ、答え何だか分かります?あなたの職場にいる「絡んだら終わり」「目をつけられたら退職する以外ない」みたいな人達にも、決定的な弱点があるんですよ。
あの
「ふむふむ、右耳ちぎってもしゃべらないっと・・・、次は左耳もいただきますか」
とか
「じゃじゃーん!決めましたー!あなたを最初に殺しまーす♥」
とか言ってる職場のあの人達ですよ!?いや知らんけど(笑)
すみませんまた暴走してしまいました。「職場の困った人」っていうか国家レベルの対応が必要な人達だよこれ😱
②サイコパスな人達の最大の苦痛
さてそれでは本題に戻ります。結論から言います。彼等の最大の苦しみはすばり
退屈です。これは普段私達が感じたことが無い程の苦痛だそうです。
「退屈なんて俺だってしょっちゅう経験してるよ」と思う方もいるかもしれません。でも彼等が脳内で感じる退屈は完全なる退屈と言われています。
以前アメリカの番組で『あらゆる交流手段を断たれた状態で5日間独房で過ごすとどうなるか』というドキュメンタリーを放送したそうですが、発狂したり幻覚を見たりで5名中2名はリタイアしてしまいました。
サイコパスの精神状態は生まれてから何十年もずっとこんな状況だと考えると、彼等の精神状態が理解しやすいようです。
我々は他者との結びつきや約束事、幸せな瞬間や不幸な瞬間等々、日々刺激に溢れた毎日を過ごしています。「そうでもないけど」って人でも大小の差はありますが、必ず感情が揺れることによって退屈から無縁の生活を送っているのです。
でもサイコパスにはこれが無い。人との関係の中で辛さやスリルを味わうと言った、「感情の揺らぎ」による刺激を彼等は経験することができないのです。退屈を補うには、常人では考えられないような過剰な刺激を得る以外ないのです。
ここでいう過剰な刺激とは支配ゲームしかないのですが、ゲームはすぐに新鮮味を失ってつまらなくなる。そうなるともっと刺激の強い支配ゲームを続けるしか無くなる訳です。しかしそれもサイコパスの能力や才覚次第でやがて不可能になってしまいます。つまり彼等は常に永遠の退屈に苦しめられているのです。そりゃあ一時的にどんなに栄華を極めようとも最終的には負け組になりますわな(笑)。
そう考えると、身近にいるかもしれないサイコパス性の高い人達の異常なまでの、支配欲やプライドの理由が見えてきますよね。そうしないと彼等は独房で誰とも話ができない状況と同じレベルの退屈を、味わい続けなければならないのだから。
③良心を持ってても結局負け組になるのでは?
それではここで2回に渡り考えてきた本項の見出しについて、答えを出したいと思います。もう皆さん分かりますね、答えはNOです。
良心を持っていると、私達は自分の思い通りにできない事が多々出てきます。素早い成功も成し遂げられないかもしれません。富も名声も手に入らず辛い目に会うときもあるかもしれません。でも良心を完全に失った「刺激中毒」の人達と違い、私達の生活は日々刺激に溢れています。良心があるからこそ幸せを感じるときもあれば、心から笑えるときもあるのです。そして良心がある事の最大のメリットは、「愛」という最大のリスクであり最大のチャンスを受け入れられる事です。※筆者は独身です(笑)
良心は神様からもらったプレゼントのようなものと思いましょう。本当に偉大な成果を成し遂げた人や、あなたが心から尊敬する人を見てみれば、良心を磨かずしてその人格を手に入れることは、決して無かった事が分かるはずです。
今回の参考文献
④最後に
という訳で前後編に分けて「良心って何?」「サイコパスな人って実は勝ち組じゃないの?」という事を考察してみました。
なんでこの記事を書こうと思ったかと言いますと、私の部署でも似たような事が起きてます。部下から言われるわけですよ。
「真面目に働いても馬鹿を見るだけじゃないですか?私も◯◯課長みたいに、陰で部下の悪口言って、面白くないことが起きれば『リフレッシュ休暇』とか言って2週間休んで、嘘ばっかり言って出かけてばっかりで、実質月の3分の1くらいサボってもいいですか?」・・・てね(汗)
そこできちんと調べて、「最終的には真面目に生きてる奴が勝つんだよ 」と言いたくて記事にしてみました。ただ気の強い部下なので「ちょっと何言ってるかわからないですね(笑)」とか言いそうだけどね。
でも何事もそうですが、問題が起きたら正面から向き合って足掻かなきゃね。足掻いた末に「敢えてスルーする」というのも立派な決断だし、「正面衝突」も立派な決断だと思います。
良心がなければこの「足掻く」と言う事ができません。如何に「労せずして敵を引きずり降ろすか」としか考えられなくなるので、やっぱり私は普通に良心というか感情を持って、小っさい事で悩んでる人間でいたいです。
という事で今回はここまでにします。最後まで読んで頂きありがとうございました。
8月17日追記