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社会人1~3年目の方や中間管理職の方向けの、「楽しく仕事をする」為のブログです。社会人ならではの人間関係やコミュニケーションの取り方、ストレスの軽減方法等を発信しています

【護身術】良い人間関係を築くには「小さく賢く怒る」

どうも皆さんこんにちは、ぐりです。
今回は「怒る」という行為を掘り下げていきたいと思います。

皆さんはどうですか、怒りっぽい方ですか?それとも自分の辛い気持ちを相手に言うことができず、ストレスをため込む方ですか?今回は後者の方に向けた話になります。

因みに前者の方で、怒るときに「自分には怒る正当な理由がある」と思って怒っている人がもしいたら、それは最もタチの悪い怒り方になるのですが、それはまた後日にアンガーマネジメント対策としてお伝えしたいと思います。

 

上述後者の方は良心というか、「これは言ってはいけない」という言葉のブレーキがしっかり効く優しい人なのでしょうね。でも世の中には我慢するという人の善意を利用して、相手を支配する人がごまんといるのです。

そういうあなたの立場や時間、やる気までも「搾取」しようとする人達に対して正当な怒りを持ち、自分を守れるかどうかはとても重要な事です。

今回は身を守るための「良い怒り方」についてお伝えしたいと思います。ちなみに悪い怒り方というのは、価値観の違う相手に自分の価値観を押しつけるためにキレる行為です。これが世間で言われるパワハラですからね。前回ハラスメントについて書きましたので、良かったらこちらもご覧下さい。

www.green-gym.net

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①「怒り」の必要性

戦うホルモン「ノルアドレナリン」は今の市民生活、日常生活ではあまり必要ではないように思われますが、戦闘がない、戦わなくて良いという環境は、人類の歴史の中でも極めてまれな状況なのです。狩猟採集時代には獣たちと戦わなければいけなかったですし、農業革命以降はもっと厄介な「人」との戦いが人類の歴史です。上手に怒った人が武勲を上げのし上がってきた歴史の方がずっとず~っと長いわけですから、ここ十年くらいで言われる「怒りのコントロールできない人は大成できない」と言われても、急に脳は対応できないわけですね。

 

とはいえ現代において、怒りのコントロールは自分の幸せに直結する事なので、絶対に心得ておきたい知識です。なのでまずは怒りのホルモン「ノルアドレナリン」が分泌されるとどのような効用があるかを覚えておきましょう。

  1. 注意力が上がる
  2. 痛覚を鈍くする
  3. 体が興奮状態になり、集中力が高まる
  4. やる気や意欲が高まる
  5. ストレスの耐性を強める
  6. アドレナリンが分泌される

・・・とまあ、怒ることにもそれなりにメリットはある訳です。誰かと揉めたときにやたらと仕事が捗ったりするのはその為ですね。さらに言えば6番のアドレナリンは筋肉増強に直結するホルモンなので、腹が立ったときには筋トレするのが一番ですよ。いつの間にか怒りも忘れてるし、健康にもいいですからね。

では怒る事が何故そんなに駄目な事なのかというと、こういう事です。

  1. 怒りは元々外敵が現れた時に対応するための時間限定の感情であり、現在のような長期間に及ぶ戦い(人間関係の軋轢、理不尽なノルマへの怒り等)には、全く向いていない。
  2. 長期に渡って怒りをぶつける事は、相手にとっても多大なストレスだし、自分自身にも、体内で発生する炎症で深刻なダメージを受ける

「長期の怒り」に限らず何事もそうなのですが、「超正常刺激」と言ってここ100年前後で人類が初めて経験する刺激には、人体はどう対応して良いのか分からず身体が炎症を起こしてしまうのです。(加工食品による糖分の過剰摂取、ネットゲーム等の手軽に入る過剰刺激等々)。身体の炎症は人体に様々な害をもたらすので、怒る事は良くないと今は言われてるのですね。

 

長々語ってしまったので、この章の話を端的にまとめるとこうなります。

  • 怒りは人が感じるごく自然の感情であり、短時間で過不足無く発散する分には、むしろ良いことの方が多い。
  • 問題は長期間怒りの感情を溜めることであり、これはマイナスの事しか起きない。

「過不足無く」がポイントですからね。適度な人との距離感の維持や、自身のストレスマネジメント対策としても「小出しに小さく怒る(というより不満を表現する)」という事はとても大切なのです。

 

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②初心者向けの小さく怒る方法「Iメッセージ」

ではここからが今回の本題です。

私は現在本部勤務なのですが、コールタールが「六甲のおいしい水」に見えるくらいドロドロした人間関係を生き抜いてます(笑)。その前はパチンコ店の店長を務めており、ヤ◯ザみたいな客や、まんまヤク◯とのトラブル、従業員間の金銭トラブル男女トラブル等々、大小様々な怒りを見せないと一瞬で誰かの養分(byカイジにされる世界で生きてきました。

それなりに怒る引き出しは持ってるつもりですが、今回は心優しい皆さんが自分を守る為の第一歩となる、護身術的な怒り方をご紹介します。

それが「Iメッセージ」です。

 

大抵の場合、人は他者に何かを伝える際にYOUメッセージを使ってしまいます。

「(部下に対して)君はなんでこんな事もできないんだ」
「(上司に対して)その言い方パワハラじゃないですか?」
「(しずかちゃんに対して)君は何故どこでもドアで会いに行くとお風呂に入ってるんだ!」
相手中心にしたYOUメッセージを使うと、どうしても相手を詰問する形になってしまいます。部下や上司との軋轢は深まるばかり、しずかちゃんは「おいそこのメガネ、くそダヌキ呼んでこい」となる訳です
 
でもこれをIメッセージに変換するとこうなります。
「(部下に対して)これくらいの仕事ができるようになると、私はとても助かる」
「(上司に対して)その言い方だと私も怖くて返答ができません」
「(しずかちゃんに対して)君にどこでもドアで会いに行くと、いつもお風呂に入っているから僕はとてもハッピーだよ!」
 
Iメッセージにすると「助かる私」「怖れている私」「ハッピーな私」と自分の感情を伝えているだけで、詰問する要素がなくなるのです。
「私」の要望・希望が添えられていますが、相手に対しての変化を求めているわけでは無いので、相手も選択の余地を持てます。
部下であれば(◯◯さんも辛い思いをしてるのかな)(喜んでくれるなら頑張ろうかな)
上司であれば(強く言いすぎたかな)(△△君には期待してるのだが、これじゃ逆効果か)
しずかちゃんであれば「おいそこのメガネ、くそダヌキ呼んでこい」となる訳です(笑)
 
怒るというのは感情をぶつける事では無く、「国語」を学ぶのと一緒です。自分の心情や不安を相手に適切な言葉を選んで伝える事は、性格の問題では無く学習で会得する事が十分可能なので、是非本屋かKINDLEで探してみて下さい。そういう意味では今回の参考文献はおすすめですよ。
 

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今回の参考文献はこちら
キレる!

キレる!

  • 作者:中野 信子
  • 出版社:小学館
  • 発売日: 2019年05月31日
ポジティブ・チェンジ

ポジティブ・チェンジ

  • 作者:メンタリストDaiGo
  • 出版社:日本文芸社
  • 発売日: 2015年10月02日
 

③最後に

いかがでしたでしょうか。今回は「怒る」事について掘り下げてみましたが、心の優しい方々が一番気にするのは「怒った後の人間関係」だと思います。

「誰かに陰口言われるんじゃ無いか」とか「無視されたらどうしよう」とかですよね恐らくは。

私は味方も多いですが、敵もアホみたいに多い人間です(笑)。もし上述するような事が不安ならこう思えば良いと思いますよ。

 

「いやーほんとごめんね、君、名前何だったっけ?ちょっと思い出せないけど、君の頭の中は俺の事でいっぱいで、夜も寝られないくらい俺の悪口考えてくれてるんでしょ?なんかごめんね~。俺、君の事は『御成敗式目』か『墾田永年私財法』と同じくらいしか思い出さないけど、君は毎日毎晩俺の事で頭がいっぱいなんだもんね。いや~何かホントごめんね~(笑)」
 
なんか地獄のミサワっぽいですが(笑)、悪口言ってる人なんてそんなもんですよ。皆様にはそんな小者達の戯れ言を気にするよりも、怒りを小さく賢く出すことによって得られる、本当の自由と本当の仲間に、限りある時間を使って頂きたいと思います。
それでは今回はここまでです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。