どうも皆さんこんにちは、ぐりです。
今日のタイトルは「【雑記】人事部の一番長い一日」にしようかどうか迷ったんですよ。でもこれはまだ決着が付いていないので、概ねの決着がついたらがっつり書きたいと思います。以前のこの記事の続きとなる内容です。
いちいち過去の記事を読むのも手間だと思うので、ざっくり今の状況をお話しするとこんな感じです。
- 人事部は現在課長職が私を含め2名(男)と社員が1名(女)がいる状況
- 色々あって私と同職位の課長(以下A氏)と、部下の女性社員(以下B子)は最早一言も口を聞いていない状態。
- A氏は社長の隠れ親族。基本何やったって許してもらえる。そんなA氏から嫌われてしまったB子はこの会社での将来に限界を感じて、退職を申請中。
A氏が人事部に来る前はもう一人女性社員がいましたが、彼女もA氏に懐かなかった為、A氏から陰で色々陰口を叩かれ、6月に退社しています。この状況でB子が辞めたとしてもA氏には何のお咎めも無さそうな状況です。この会社スゲーなホントに。
率直に言って、遅かれ早かれ淘汰されていく会社なのでしょう。私も独立準備が整い次第、直ちに脱出する予定なのですが、このままB子が去って行くのだけは何とか止めたくて、何回かA氏と話し合いを重ねています。
B子的には直接A氏に色々言いたい事があるみたいですよやっぱり。その話し合いの次第では、退職を思いとどまるそうです。
あと少しでA氏をB子との直接対決のテーブルに立たせられそうなので、そこの話し合いが終わったら、全部記事にしたいと思いますのでどうぞお楽しみに。・・・いや私的には全然楽しくないんですが。ただ中小企業や家族経営のリアルと、皆様に何らかの対策を伝えられるなら、やはり書いておくべきだなと思っています。
という訳で今回は何度となくA氏と話し合い(という名の斬り合い)でつくづく感じた事である「人は自分の都合の良いように解釈する(勿論自分自身も)」という点を題材にしていきます。
- 人は何故自分にとって都合の良いように解釈してしまうのか
- それを踏まえて双方にとって都合の良い未来を選択する方法はあるのか
を2回に分けてお伝えしていきます。意見の食い違う人と、コンセンサスを図らなければいけない時に是非参考にして下さい。
①自分に優しい私達
A氏との話し合いの中で2万回くらい出てきた単語なんですが「代表(社長の事)の為に」って言うんですよ。でも彼が代表の為にしてきた事と言えば・・・
- 給料が落ちたらふて腐れて2週間休んだ
- 人事部の期待の星を1名退職に追い込み、今もう1名退職に追い込み中
- 学校回りは行ったふりをしてサボってばかり
- 人事部配属(この配属も社長のコネで無理矢理入ってきた)から1年3ヶ月立とうとしている今も電話対応できない
彼のどこに、社長を喜ばす要素があるか、私(というか会社の人全員)には本気で見当もつかないんですよね。
本人は無自覚なんでしょうが、「代表の為に」ではなくて「代表を盾に」に置き換えると、全ての言葉が腑に落ちるのです(笑)。
ただ上述の番号を彼に話させるとこうなります。
- 給料が落ちたことを受け止めるための、自分に対しての「ペナルティー」休暇(!!!???)
- 上司に気を遣えない人間には毅然とした教育も必要
- 学校回りは事務員の人に会社資料を手渡ししているので、人より早く回れる(もうそれ郵送で良くね?)
- 教わればできる。(◎△$♪×¥○&%#?!)
1番と4番なんか完全に理解不能でしょ??、ていうか事務の仕事なんか何回教えたと思っとんじゃい!!
そしてわざとなのか開き直ってるのか不明なのですが、こんな感じなのに、とにかく偽善の言葉が多いんですよ。
みたいなね(笑)。
たぶん端から見たら私達の話し合いって
②ネッカーの立方体
なんでこうなるかというと、脳は一部の情報からこっそり穴埋めをして全体を作ってしまう傾向があるのです。なんか「こっそり」とか可愛いですよね。でも参考文献をそのまま引用してます。ついでに文献を引用させて頂くとこんな面白い話がありました。
真ん中 の 文字 は 文脈 によって 意味 が 変わる。
上図の真ん中の文字は英語圏の人ならほぼ100%、我々日本人でも中一の英語を学んだ人なら殆ど「THE 」と「CAT」と解釈します。ちなみに私は下の真ん中も普通に「H」と読んでしまいましたけどね。私が知ってる英語なんて、せいぜい「Pardon?」って野◯村元議員ばりに耳に手を当てるやつ位ですから(汗)
いませんでした?中学校の時この表情で「パ~ドゥ~ン?↗」とか連呼してるアホなガキが※私です
ついでにもう一つ錯視するものを挙げますと、見出しにある「ネッカーの立方体」です。こういうのですね。
これはもともと曖昧な図形で、最初は俯瞰で見ている箱があり、底面右奥に点があるように見えると思います。でも数秒間見てると、箱そのものが下から見上げる角度に変わり、点が底面右手前にあるように見えませんか?
こんな感じで脳は気楽な調子で二つの解釈の間を行ったり来たりして私達を軽く楽しませてくれるわけです。
でもここからが面白いのですが、箱が俯瞰で見えたときと下から見えたときでどちらかに報酬を与える実験をすると、箱は最初から報酬のもらえる向きで現れることが多くなり、別の角度からは見えなくなってしまうそうです。
つまり脳は、目から入ってきた刺激を好きなように解釈して良い権利をもらうと、自分が望む形で解釈するものなのです。
そう考えると、見出し①の下部の方でA氏が4つの悪行をトンデモ解釈してたのも、もしかしたら本気でそう思っているのかも知れません。これはA氏だけでなく私も誰でもそうなのですが、殆どの人が自分の事を、平均よりも才能があり親切で公正な人間だと考えてしまいます。
それは日々生活している中で耳に入ってくる自分の評価や、自分が成し遂げた出来事の一つ一つがネッカーの立方体だからなのです。
③心理的免疫システム
という事で、私達の脳はほぼ本能レベルで自分にとって都合の良い解釈をする事は分かったと思います。でもこれやっかいな本能ですよね。
④最後に
いかがでしたでしょうか。今回のお話しをざっくりまとめると
- 人は本能レベルで、自分にとって都合の良い意味合いに解釈して、一部の情報から脳内で情報の保管をしてしまう
- それは心理的免疫システムの働きにより、程よく自分を戒めて、程よく自分を楽観的にさせないと、心が壊れてしまうから
という話でした。それを踏まえて次回はこういう本能を受け入れた上での、正しい真実の見つけ方と妥当な落としどころの見つけ方をお伝え致します。
読者様へのお役立ち情報と、筆者の実生活がリアルタイムでリンクする当ブログ。こんな感じにするつもりは無かったのですが、最近あまりにも色々ありすぎて、他ならぬ私が調べた事を一番活用してる毎日です(笑)
私、名実共にまごう事なきおっさんなのですが、目の前の部下一人救えずに「仕事とは~」とかイタい事言ってる「真・おっさん」にだけはなりたくないなと常々思ってるので、実生活の方も全力を尽くしていきたいですね。
という事で今回はここまでです。最後までご覧頂きありがとうございます。