どうも皆さんこんにちは、ぐりです。
今回は久しぶりに「おすすめの漫画」でもご紹介したいと思います。
四十代も後半に入ってボチボチ老眼も始まってる私ですが、読んでる漫画の量だけは未だにその辺の中学生にも負けてないという美点を持っています!※汚点です
前回も『おすすめの本』といいつつ漫画を紹介したタイトル詐欺記事を書きましたので、よかったらこちらもご覧下さい。
今回おすすめするのは、「一日あれば全巻読破可能でこの作者の別作品も読みたくなるような漫画」です。・・・いやテーマなんて本当はないです(-。-;)
でも面白い漫画って思い浮かべた時にとりあえずポンポンポーンと浮かんできた漫画なので、自信を持ってオススメできるのは本当ですよ。
そして前回の記事でも同じようにしたのですが、私が思う良質なマンガの基準を以下のようにカテゴライズしてます。
- 読後感が◎(スカッとする)
- 古書をストレス無く読める(古い小説の漫画版等)
- 「この作者スゲー」と作者に感動できる
- 純粋に面白い(ギャグセンス◎、元気が出る、ニヤニヤできるラブコメ等※「気持ち悪っ」的発言は受け付けません(笑))
- スピード感
見出しの下におすすめポイントとして、上述の番号を振っておきますので、こちらも良かったら参考にして下さい。それでは早速ご紹介します。
老眼が始まってる人でも思わず読み返したくなる漫画3選(笑)!
あっそうそう言い忘れてましたが、今回もタイトル詐欺ですから※反省の色無し
でも面白いのだけは本当です!
①バジリスク
おすすめポイント②③⑤
それでは一つ目です。せがわまさき先生の『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜』をご紹介します。
バジリスクと聞いてビクッと反応する9割9分の方は、スロット大好き人間の方ですね(笑)。元々バジリスクは16年前の漫画であり、バジリスクの原案小説となる甲賀忍法帖はなんと60年前の小説です。
どういう話かシンプルにお伝えすると、伊賀忍者と甲賀忍者十対十の殺し合いです。殺したら忍法帖に書いてある名前を消して、最後に生き残った者が忍法帖を持って徳川家に行けば、「一族千年の永禄を約束されるよ」って話なのですが、続きはスロットで見て下さい。これ以上ネタばらしすると、熱烈なファンが私の名前を忍法帖に書きかねないので(汗)
この漫画はリアルタイムで読んでいましたが、「ヒロイン『朧』のまつげが日に日に伸びてくな~」とか、「やっぱりくノ一忍法は男を籠絡するやつなんだな~」とかどうでもいい感想と共に、『世の中弱肉強食なんだな』と齢三十前後にしてようやく気づきました。なんかそれくらい裏切り・欺きばっかりのバトルですが、最後の最後で相思相愛だった主役とヒロインは純愛を貫き・・・・
心中します(´-ω-`)
「なんちゅう身も蓋もない話じゃ」とがっくりきますが、凄く胸に染みる作品です。結局世の中弱肉強食でしょうが、「騙すくらいなら騙される人間になろう」と誓ったのもこの漫画でしたね。こんな世の中でも善意を貫ける人はどこまでも尊いのです。
スロットが大好きで「真瞳術チャンス」の度に
( _ _ )からの・・・( ゚д゚)クワッ!
とか目を見開いてるアホなノリの良いスロッターの方も一度原点に返って原作を読んでみれば、より一層スロットの「バジリスク絆」が楽しめること請け合いです。
②僕と君の大切な話
おすすめポイント①④
二つ目は現在も連載中のろびこ先生の「僕と君の大切な話」です。連載中の漫画では単行本化されるのを、一番楽しみにしている漫画かもしれません。
男女高校生が織りなすヒロインと片思い中の男の子のあまーーーーーーいラブコメかと思いきや、男女間の超えられない思想の壁を、淡々と語っていくシュール系会話劇漫画でした。
私の中で最近の金言としてるのが作中に出てくる
「女の怒りは点では無く線よ!」
の2つのセリフです。これを今揉めに揉めている同じ課内のA氏とB子に是非読んでもらいたい。※ちなみにA氏は家族持ち、B子は彼氏持ち、筆者は出張時の荷物持ち(笑)
家族も彼女もいない私が男女を語るのは、ドラクエの最初の村で村人その3が魔王討伐に必要な装備・パーティー・呪文をいきなりベラベラ喋り出すくらい分不相応なのはわかってますよ。ええわかってますとも。
でも語らずにはいられない位、男女の思想の違いの面白さを、まあ~かわいらしく表現されてるので、いい歳したおっさんが「早く次の単行本でないかな」と楽しみにしてしまうような作品なのです。
・・・全然話しは変わるけど、やっぱり電子書籍って最高ですよね。本屋じゃ絶対買えないような漫画や雑誌をためらいなく買えますもん。21世紀最大の発明ですな。
③ノーマーク爆牌党
おすすめポイント①③④
星の数ほどある麻雀漫画の中で、本作が麻雀漫画の最高傑作だと言う人も少なくないのですが、私もその中の一人です。麻雀ファンがこの漫画を愛して止まない理由は多分こんな所でしょう。
- ギャンブル、スポーツ等々勝負事に携わる人なら永遠のテーマとなるであろう「流れ」についての半端ない掘り下げ
- 凡人が天才を最後の最後に倒すという、麻雀漫画の皮を被った青春スポ根漫画
- 全然可愛くない絵柄なのに(失礼で本当すみません💦)ヒロインが可愛く見えてしまう不思議
パラパラ~っと飛ばし読みするだけでも分かると思うのですが、とにかく絵がシンプル。それなのに上述したようなバトルあり(麻雀のね)、深い心理描写あり、青春スポ根要素ありの、単純な絵の裏に隠された、練りに練り込まれてる緻密なストーリーとのギャップが良いのです。
連載期間は約9年。その間主人公は最終回まで天才のライバルに一度も勝つことはありません。負ける度に
「見ろバカ、みっともねえ」
「ついてるのがおまえで助かったぜ」
とディスられ続けて9年間、最終回に最後の最後で勝ったときは、私もリアルタイムで読んでいて思わず泣いてしまいましたもん。
バジリスクよりも更に古い、30年前の漫画なのに今読んでも全く色あせない希有な漫画なので、一度読んでみることをおすすめします。
④最後に
という事でいかがでしたでしょうか。今回は新書と古書を織り交ぜて紹介してみました。今後もたま~にこういう紹介をしていきたいのですが、ここで紹介する作品は一日で読み切れるものをなるべく紹介したいと思ってます。暇でどうしようもない時は是非ご一読下さい。
漫画はいいですよ~。珠玉の金言の宝庫だし、寝る前に漫画の主人公になった気で妄想ワールドに入り込めば寝付きも数倍良くなります。折角なので、私の数ある就寝前の妄想レパートリーをご紹介したいと思います。
- 名探偵になる
- 老舗のつぶれかけ温泉の経営を急に託される。若くて可愛い女将さんがいて、最初は目の敵にされてたが、次第に好意に変わっていき・・・♥
- 異世界転生。魔王を倒しに行くことになるが、何故かパーティーは女しかいない。
- メーテルと銀河一周
- 弟ができる。名前は「戸愚呂」って言ってた※寝付きは良くなりません
- ホグワーツ学校入学※漫画ではありません
- 会社の同僚(社長の親族)に苦しめられる※現実です
途中から錯乱気味ですがあまり気にしないで下さい(笑)。
現実は厳しい事ばかりだし、歳を重ねればチャレンジ精神も少しずつ薄れていきます。だからこそしょうもないギャグや、途方も無い夢物語からエネルギーをお裾分けしてもらって、いつまでも中二病みたいな夢見がちなおっさんでいたいというのが、私のささやかな目標でもあります。
それでは今回はここまでです。最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。