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社会人1~3年目の方や中間管理職の方向けの、「楽しく仕事をする」為のブログです。社会人ならではの人間関係やコミュニケーションの取り方、ストレスの軽減方法等を発信しています

【「許し」は最強の感情(前編)】「許せない」心理を掘り下げてみよう

どうも皆さんこんにちは、ぐりです。
唐突ですが、人の感情で最強の感情って何だと思います?(勿論正解なんかないですよ)
怒り?感謝?尊敬?それとも罵倒されてから湧き上がる快楽?※特殊な嗜好をお持ちの方のみです

まあ、感情って色々ありますよね。多分「感謝」あたりが、世間では最強の感情ランキング1位のような気がします。でも私が思う最強の感情って「許す」事だと思うんですよ。逆に言うと「許せない」人は本当に人生を損しているなーと常々思う訳です。

 

そこで今回は久々の前後編に分けて、「許せない人のメカニズム」についてお話ししていきたいと思います。

私は幸いにも、その感情に振り回されず生きてこれた方で、「もう顔も見たくない」なんて人は、半世紀近く生きてきて未だ一人もいないです。やっぱり人への恨みや復讐で貴重な自分の時間を使ってしまうのは、勿体ないですよ。

今回は2部構成でお伝えする予定ですが、前編では許せない感情が生まれるプロセスを、なるべく体系的にお話しをして、後編で他人も自分も許せるようになる秘訣などをお伝えしたいなと思っております。

 

このタイプの方には、私も何度となく痛い目を見ていますが、逆に考えれば他人を許せない人って愛情が深い人が多いのも特徴なので、放っておけないんですよね。

もし自分が「他人を許すキャパが狭いな」と自覚している方がいたら、あんまりカリカリしないでカルシウムでも取りながら読んで下さいね←こういう言い草が痛い目を見る原因(笑)

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①理性とは「善い心」の事?

ではまず最初に、「許すとか許さないというのは脳のどこで決定するのか」についてお話ししたいと思います。普通に考えると、あの歯止めのかからないイライラ感みたいなのって、本能的な部分に依るものと思いそうですよね。でもこの感情は100%「理性的な脳」が決めています。

さてちょっとここで脱線して、この理性とは一体何なのでしょう。よく「理性とは善い行いをする事」とか、「道徳心を持って接する事」みたいに考える人は多いと思います。
実際の所どうなのか、ちょっとgoo辞書様に聞いてみましょう

  1.  道理によって物事を判断する心の働き。論理的、概念的に思考する能力。
  2.  善悪・真偽などを正当に判断し、道徳や義務の意識を自分に与える能力。

引用元:goo国語辞書

らしいです。これを色々と端折ってしまうと

理性は、能力である

って事ですね。間の文章はどんな能力であるかの説明です。つまりは理性は善でも真実でも道徳でも義務でもなく、善と悪を正しく区別できる能力って事になります。

ここちょっと退屈なんですけど、すっごい重要な所なので頑張ってついてきて下さいね。ハイ「ゴン太のほねっこ360g」ですよ~※だからそういう態度が痛い目見る原因だっつーのに

 

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この手のジョークは使用上の注意を読んで正しくご利用下さい。
許される人になるために(笑)

②悪意を発生させる理性のメカニズム

理性とは善と悪を区別する能力という事は分かって頂けたと思います。ではこの善と悪ってどこからやってくるのでしょうね。

 

諸説ありますが、この記事では「善」というか良心は先天的に持っているもの、つまり生まれつき持ってるものと解釈します。だってそうじゃないと、まだ善悪何も教えられていない子供が下の兄弟を、無意識に守ったりする姿の説明がつきません。犬や猫だって、それくらい無意識にするでしょ?

どちらかというと悪=悪意の方が後天的に発生します。生まれつき持っているのは悪意と言うより「利己心」です。

  • 利己心=自分の利害だけをはかって、他人のことを考えない心。
  • 悪意=純粋な破壊衝動、壊したい、傷つけたい不快な思いをさせたい

と考えてもらえば良いと思います。悪意も生まれつきもっているのですが、これを発動させるには相当なプロセスが必要です。普通はこの悪意が日常的に出ることはありません。何故なら悪意を露骨に出す生物は生き延びるのが不可能で、何千年も前に自然淘汰されているからです。

 

でもホームレス襲撃事件とか無差別テロとかいじめとか、純粋な悪意をぶつけるニュースは絶えませんよね。あのような悪意はどのようにして生まれるかというと、次のようなプロセスがあります。

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これは全然微笑ましいですよね。因みにこれは悪意では無く「利己心」です。ここでの重要ポイントは「ただ食べたいから食べる」では、理性はGOサインを出さない所です。そこには「食べていい理由」が必要となるのです。

この理由探しの事を権利意識と言います。この権利意識を判定する理性がぶっ壊れると、次のようになってしまうのです。

 

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亡くなられた方も出ている暴力事件と、ダイエットの例と結びつけるのは、乱暴と言えば乱暴なのですが、ここでお伝えしたいのは悪意の発生までのメカニズムなので、ご了承下さい。

ダイエット中にお菓子を食べるのにしても、弱者への暴力にしても

「俺はこんな理不尽な思いをしているのだから、これは許される事なんだ」

という権利意識の発生からくる理性の暴走が、利己心や純然たる悪意を許してしまうのですね・・・

 

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③他人を許さない心理の正体

散々長い前振りについてきて頂き、ありがとうございます。ここで今回の核心となる、見出しについてお伝えしたいと思います。

  • 私は被害者なんだから、恨む権利、復讐する権利がある!

これが許せない人の心理の全てです。「他人を許せない」→「報復行為、復讐」に至るまでのプロセスは、悲しいかな上述したホームレス暴力事件のフローチャートと全く同じなのです。ちょっと例を挙げてみましょうか?


◯◯男に振られてしまった△△子さんの「許せない」フローチャート

  1. ◯◯男に嫌な思いをさせたい、傷つけたい。
  2. でも理由もなくそんな事したらダメだよ(理性のブレーキ)
  3. 何を言ってるの?私はあいつにフラれたのよ?こんなに愛情を注いでお金も使ったのに、あいつは私をゴミのように捨てたのよ?あいつにも私の辛さの1/10でも与えるのが、私の使命。延いてはあいつの為でもあるのよ(『◯◯男の為に』という大義名分による権利意識の発生)
  4. まずは◯◯男の会社にデマ情報を流して、あいつをクビにさせてやるわ!(悪意と理性が結びつく)

・・・ね?びっくりする位、同じ思考でしょ(笑)

 

これ別に報復や復讐が事件沙汰になるような事では無く、「相手を無視してしまう」とか、「見ただけで気持ち悪くなってしまう」とかでも本質は一緒です。要は許せない相手の存在を、無視や生理的嫌悪という存在否定で、復讐しているのです。

 

「許せない」感情の肝となる権利意識が何故発生してしまうかというと、そこには「貸し」の感覚があるからです。権利意識はお金を貸しているのに似た想いなのです。
貸しが無いときには恨みも復讐心もないのですが、貸したお金が返ってこなければ、

「あいつに貸した金を回収する権利が私にはある」

と思うのは当然の事ですものね。

 

 

今回の参考文献

「許し方」: 他人を許すには、正確な“知識”が必要です。

 著者:小池義孝 

④最後に

という訳で今回は、「許せない人のメカニズム」についてお伝えしました。今回の話を簡単にまとめると

  1. 理性とは善や悪を区別する能力の事。
  2. 「悪意」や「許せない」感情とは、権利意識から発生する理性の暴走。
  3. 権利意識とは、相手への貸しが多すぎると感じたときに「返せやゴルア!」と感じる自己防衛

 という事になります。次回はこの「過剰に貸してやってるのになんでこいつは返さないんだ!」と苛立つ理性を、正常に戻す方法をお伝えしたいと思います。

 

・・・やっぱり許せない事が多いと人生疲れますよ。

「いかづちの杖のクセにベギラマ(炎系)が出るなんて許せーん!」
「コンビニでたまにやるチャンスくじ。欲しくも何ともないのにレッドブルとか入れんなよ!許さーん!!」
「『アルフォートいいんだけど、燃費悪いのがね・・・』アルファードアルファードでしょ??車自慢したいんでしょ?何か『スナックあるある』を語らうデブの集いみたいになってんじゃねーか!許さーん!!」

・・・みたいに日々怒りを抱えて生きてるのは、両手両足に10kgのアンクルウエイトつけてるようなものです。※まあ全部私の許せないリストですけど(笑)
毎日「まあいいか」の精神で生きていきたいものですね。

 それでは今回はここまでです。長文にお付き合い頂きありがとうございます。

 

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