どうも皆さんこんにちは、ぐりです。今回は「集中力を上げる具体的方法」をお届けします。
今日はこの前文を最後に書いてるんですが、本文をダラダラ書きすぎてしまいました💦なのでサクッと前回のあらずじだけお伝えして、本編にいきますね。
◆前回のおさらい
- 脳には本能を司る「獣」と理性を司る「調教師」の二種類がある。
- 獣は難しい事が大嫌い
- でも一秒間に1,100万個のデータ処理ができるハイスペック、しかも無意識で。
- おまけに情報の「並列処理」ができる
- 一方調教師はデータ処理速度は極めて遅い
- しかも情報は直列処理しかできない、そしてエネルギーの消費量も半端なくでかい。
- 以上の事から調教師は獣には決して勝てない。
- つまり集中力とは「調教師が獣を上手く使いこなす力」の事
というお話しでした。それでは本編をどうぞ!※雑!ヤミ金の契約説明か(笑)
①「物語」からぶれない自分を見出す
それでは集中力を上げる一つ目の方法です。これはどういう事かというと、調教師の能力を活かすには、「物語」を作って獣に「おまえはこういう使命を背負ってるんだよ」と言い聞かせるのが効果的という事です。
エネルギー消費も激しく、情報処理能力も獣には遠く及ばない調教師が、獣を自在に操る最強の武器は、おそらく「物語を獣に読み聞かせる」事だと思います。
遠い大昔、人が狩猟採集民だった頃には原因不明の病気や食中毒で、仲間が突然亡くなる事も数多くあったと思います。突然の悲劇に人々はさぞかし混乱し、不安を覚えたでしょうね。きっと長老みたいな偉い人が、過去に亡くなった人の事例を思い出しながら原因を考え続けたと思います。そしてとりあえずの結論に行き着くのです。
「精霊が眠る湖を荒らしたのだ」
「動物に取り憑かれたに違いない」
これが物語の初期形態です。理解に苦しむ不可解な現象に原因と結果の繋がりを与え、秩序をもたらしたのです。
やがて「聖書」みたいな、人々の心の支えとなる物語が登場してきます。ある人は創世記から自らの起源を求めて安心感を抱き、またある人はキリストの物語によって「自分は何者なのか」「自分はどう行動すべきなのか」等のアイデンティティの確立と行動指針を手に入れました。つまるところ集中力を上げるには
- 自分の物語を作る事で、獣に安心と秩序を提供する
- 物語の沿った行動をする事で、獣を説得する
この2点が実行できれば、もう獣を飼い慣らしたも同然です。ではここから自分の物語を作るのに有効な方法2点を紹介します。
①-1.ステレオタイピング
これは「有能な人を思い描くだけでも人のパフォーマンスはアップする」現象を指す言葉です。もしプレゼンの集中力を上げたいのであれば、アップル社の創業者であるスティーブ・ジョブズを思い出すのも良いでしょうし、緊張で耐えきれないような場面では、憧れのスポーツ選手が逆境で戦っているシーンを思い出すのも良いと思います。タスクに取りかかる前に、15秒~30秒くらい時間を取り、誰か有能な人の姿を思い描いて下さい。
①-2.ジョブチェンジング
これは取りかかっている課題に対して、自分に新たな『肩書き』をつけるという事です。例えばですが、もしあなたが仕事に必要だけど、とても難解な本を読まなければいけない時に、『頑張って読み続けないと!』と気合いを入れて読んでいたとしましょう。
それで読み切れる人も確かにいますし、それはそれで素晴らしい意志力です。でもこの考え方では集中力が切れる度に、努力を獣に強いている事になるのです。
難しい事が大嫌いな獣なので、意志力に頼るやり方では長期的には失敗する可能性の方が高いでしょう。
でもここで
「私は根本的に読書家なのだ」
という肩書きを加えたらどうなるでしょう。もし集中が途切れそうになっても、獣は反射的に読書家という自己像を守ろうとします。
と、集中力が切れそうな獣に対して、自分が何者なのかというアイデンティティと行動指針を提供する事ができる訳です。
しかもこれは誰に発表するでも無い想像の中の肩書き。皆さんも好きなよ~うに肩書きを背負ってみてはいかがでしょうか。私は「永遠の挑戦者、ぐり」「誇り高き戦士(ソルジャー)、ぐり」とか勝手に二つ名つけて、ブログ書いたりしてますよ。
・・・もうこれ死んでも身バレできねーな(笑)
早く今の話を忘れてもらう為にも(笑)、見出し①-1.と①-2.を一気に包括できる、モティベーション動画を紹介しておきます。
今年見事に復活したダルビッシュ投手ですね。徹底した食事管理を野球に活かすストイックな姿勢を、ステレオタイピングで自分に投影させつつ、できれば7分25秒あたりからのダルビッシュ投手のインタビューを聞いて欲しいです。
- 僕には責任があると思っている。障害があって野球をやりたくてもやれない人がいたら、絶対に持っている全部をかけてできる事を全てやると思う。だから僕がやらない訳にはいかない。
という「野球を伝導する責任者」にジョブチェンジングしてるんですね。
②自制するには自省が一番
続きまして二つ目の獣の飼い慣らし方を紹介します。獣の暴走をコントロールするには、自分をじっくり観察する作業が欠かせないのです。
獣の感情の揺らぎは本当に気まぐれです。
例えば今あなたが「今日は仕事したくないな」と思っていても、もし気になる異性から
って言われたら、ずぇ~ったい(絶対)に目の色変えてやりますよね。「ちょっろ!こいつチョロすぎぃ」って思われてるとも知らずに(笑)。※ちなみに筆者はそう思われてると感じたら余計テンション上がります(末期症状)
もしくはどれだけ集中力を欠いていても、「後2時間で社長がプレゼン資料取りに来るって」って言われたら、一気に血の気が引いてとりかかるでしょう?
つまりあなたの内なる獣は外部からのインプットによって、モティベーションをコロコロと変えるものなのです。
怒りも喜びも悲しみも全部ちょっとした外部情報で発生し、また時間と共に去って行く。獣の感情は大海原みたいなものと思っておきましょう。
つまりですよ、集中力を最大限に発揮するには、獣が巻き起こす感情の嵐が凪いでる時を狙えばいいのです。
そんな事できるのかって?できます。これからその方法をご紹介致します。
②-1.瞑想
何回か紹介しましたが、感情の波を収める方法でこれに勝てるものはありません。瞑想っていうと、どうしても抵抗ある人はあるみたいなので、「呼吸を整える」としておきましょう。メッチャ簡単に書きます。
- 鼻から5秒間息を吸う
- 鼻から10秒間息を吐く
- 呼吸をしている事だけに集中する(空気が鼻腔を通過している感覚に集中するとやりやすい)
これだけです。慣れてくると脳の一部が落ち着いてくるのに気づけます。これこそが秒速1100万個のデータ処理をしている獣が休んでる瞬間なのです。獣は無意識でも勝手に情報を仕入れて処理してしまうので(例え睡眠中でも!)、獣に休み時間を上げるのは本当に貴重ですよ。獣は例え10分でも休みを取れれば、一気に回復するので、一日10分でもいいので瞑想をしてみましょう。感情が凪の状態になるのと同時に、
「感情って時間が経てば通り過ぎてくんだな」
って分かるようになります。
それでも、「瞑想とかわかんねっす」と獣が鼻をほじって今にも暴れ出しそうなあなたには、次のやり方をおすすめします。
②-2.牧草地のメタファー
これは「言うことを聞かない牛を牧草地で飼ってる姿を想像する」事で、感情の本質を理解していく方法です。牛の周りに狭いフェンスを立てて閉じ込めれば、牛は逆にあばれて牧草地が台無しになります。
でも柵を大きくして、立派に生い茂る牧草を提供したらどうでしょう。逆に殆ど動かずにおいしく草を食んでくれるのではないでしょうか。
このイメージ上の牛さんを「怒り」「悲しみ」「不安」などの感情、牧草地を調教師に置き換えれば、まんま同じ事が起こります。わき上がる感情にいちいち反応しないで、ただ見つめてればいいんです。
不安に襲われたら脳内で「不安」という牛さんを広い牧場に解き放って、唯々見つめていましょう。何も考えずにひたすら観察ですよ。時間が経てばやがて感情の波が通り過ぎていく感覚を実感できると思います。
今回の参考文献はこちら
③最後に
という訳で前後編に分けて、「集中力」について語らせて頂きました。これを調べていて私が行き着いた結論は、
こう思って集中力を上げればいいんだと思います。
※このカニ漁船シリーズめっちゃ面白いので、暇があったら見てみて下さい。
あっ、ちなみに両親も姉もめちゃめちゃ元気ですよ、それが何か?(゚ε
以上、集中力の為なら親兄弟を勝手に病気にする
ぐりがお届けしました(笑)。最後までお付き合い頂きありがとうございます。