どうも皆さんこんにちは、ぐりです。
私は今まで名前すら聞いた事無かったんですけど、叩かれまくってますね~俳優の東出昌大さんと唐田えりかさん。YAHOOでいつ見ても、必ずトップニュースにどちらかの名前が載ってますもんね。
まあこれだけ掲載され続けるって事は、アクセス数が爆上がりだからなんでしょうね。本当に、こういう
「当事者達が話し合って、然るべき罰を受ければそれで終~了~」
って話に無関係の人達がよってたかって何かいうの止めればいいのに・・・
今の情報化社会で、知識や情報の一つとして知っておく必要はあるでしょうが、日本の不倫に対するバッシングや報道の量は、世界的に見ても異常だそうです。
私の会社でもありますよ。
「◯◯エリアの予算を勝手に落として、予算を達成したように見せかけてる!これは許せーん!!」
とか言い出す店長が。そういう人って貴重な就業時間使って他所の店の遊技台の購入費とか減価償却とか調べて、「不正はしてないか~、悪い子゛はいね゛が~」ってやってる訳ですよ。そのエネルギーで自店の予算修正とか、スタッフとちょっと雑談するとかすれば、どれだけ店にとってプラスになるのか・・・
という訳で、今回から何回かに分けて、こういう面倒くさい人達の心理やその対症療法、そして何より自分自身がそういう人達に染まらない為の方法をお伝えしたいと思います。
こういうカテゴリーをまとめてなんて言うんだろう?
ちょっと上手く言い表せなかったので、「社内政治シリーズ」としますね。以前もこのシリーズを書いたのでその続編と思ってください。第一回目は「社内の派閥ができるまで」について掘り下げていきたいと思います。
※興味のある方はどうぞ
①関係ない人達まで叩きたがる人の心理
今までも散々書いたのですが、不倫報道とか他所の部署の仕事とか、自分の生活や仕事に全く影響を及ぼさない人達を叩く輩の心理を紐解くのに重要なキーワードがあります。それは「劣等感」と「正義のヒーロー」です。
「あいつはここが間違っている」
「あいつが全ての悪の元凶だ!」
・・・と第三者に説明して「あなたは間違ってないよ」と“お墨付き ”を得ようとするのは、「やっぱり私が正しいのだ」という承認欲が満たされる快楽行動なのですね。結局自分に自信がないのです。
でも根拠のない悪口を言っていても、他人からの承認は得られません。だから「私が悪を裁いてみせる!」という正義のヒーローになったつもりで、他人の悪い点を叩くことを正当化してるんですね。
この劣等感からの逃避と正義のヒーロー欲求に捉われてしまった人には、最早なにを話しても通用しません。食欲に捉われたデブが「壁ドン」と聞いて「壁丼?美味しいの?」としか考えられないのと同じなのです。こういう人々を一括りでメサイアコンプレックス(救世主症候群)と呼んだりします。
メサイアコンプレックス(
英:
Messiah complex)とは、キリストコンプレックスまたはメシアコンプレックス、救世主妄想とも呼ばれる
侮蔑語である。個人が救済者になることを運命づけられているという信念を抱く心の状態を示す言葉である。狭義には誇大妄想的な願望を持つ宗教家などに見られる心理状態を指すが、
広義には基底にある自尊心の低さを他者を助けることからくる自己有用感で補償する人々をも含める。
※出典:Wikipedia
②メサイアコンプレックス
続いて二つ目の掘り下げです。「ヒーローになりたい」という願望は誰でも持ってるもので、私だって正義のヒーローになれるならメッチャメチャなりたいですからね。ただこのヒーロー願望に劣等感が入ってしまうと、このメサイアコンプレックス(以下メサコン)が発症してしまうのですね。
本人は正義感で動いているつもりなのに、心の深層にある劣等感と歪んだ優越感が複雑に絡み合った結果、
「あの人のやり方はおかしい」
「あの制度はおかしい」
「この組織はおかしい」
「なんでみんなわからないんだ!」
「そんな事なかれ主義でいいのか!」
みたいなノリでダーク松岡修造みたいになる訳です(笑)
「見て見ぬふりができずはっきり主張する自分は、正義の味方なのであ~る」
と、自分に言い聞かせちゃってるんですね。
その根底にあるのは、自分が仕事で有能さを発揮できなかったり、周囲に溶け込めずに不適応感を持っているという劣等感です。
それを振り払おうとするかのように、正義のヒーロー気取りで標的とする人物や組織、制度を叩こうとするのです。
落ち度のある標的を叩くことで、自分の価値を高めようとするのですね。
※この漫画が最も端的に表現してくれてます

※出典:https://girlschannel.net/topics/1888871/
③自信がない人達が群れ合って派閥は誕生する
そしてこのメサコンの最大にやっかいな点は、駄目な人、嫌われている人、迷惑な人をねつ造するところにあるのです。本物の正義のヒーローとメサコンの明確な差はここでしょうね。
例えば普段から自信の無さそうな人だったら、
「あいつらはお前の事を『あいつホント使えねー』とか言ってるぞ」
と吹き込み、例えば朴訥とした雰囲気の人だったら
「(垢抜けない人だったら)あの上司はあなたの事を陰で『いなかっぺ大将』と呼んでますよ」
と吹聴する訳です。伝えられた人が自分に自信のない人であれば、自分はやっぱり嫌われてるんだと、どんどん孤立していきます。そこでメサコン野郎の究極の決めぜりふです。
「俺 だ け は お前 の 味方 だぞぉ お ぉ おお」※ここは再生速度1/2にしたような低い声で読んで頂きたい(笑)
まあこれ全部A氏(私の隣の席の人)の名言集を抜粋しただけなんですけどね(笑)
職場で実力も人格も兼ね備えているのに、何故か評判の良くない社員っていませんか?もしいたらそれはメサコン集団が、その社員の印象操作をしている可能性がありますよ。
メサコンを抱えている人は、「人を救いたい」のではなく「感謝されたい、崇められたい」欲求のほうが圧倒的に強いので、自分が感謝されず、周囲が救われるなんて状況は絶対許せないのです。つまり駄目社員、嫌われ者社員がいないと自分の存在価値がなくなってしまうので、敵がいなくなれば新たに敵をねつ造するのです。
フローチャート化するとこんな感じになりますので、もし巻き込まれそうな人がいたら、全力で逃げてください。
~アホな派閥ができるまで~
- ヒーローになりたいけど絶対になれない無力感を感じる(メサコン爆誕)
↓↓
- とりあえず与しやすそうなヤツを見繕って、そいつを孤立させる
↓↓
- 「お前の事を分かっているのは俺だけだ」「◯◯さんについて行きます!!!」共依存関係の登場
↓↓
- 常に人やシステムに対して偽りの敵をねつ造し、普通に生きている人達を孤立させようとする。そしてそいつにも「お前の事をわか(ry)」と取り込んでいく※メサコンの細胞分裂
↓↓
- 最初は取り込まれただけの輩も、いつの間にか仮想敵に対して、本気の憎悪を覚えてくる
※めでたく一大派閥の誕生(笑)
今回の参考文献はこちら

④最後に
という訳で社内政治シリーズ第一回は「社内の派閥ができるまで」を、爆心地となる人間の心理と、信者の増やし方をまとめてみました。
まあキーワードは「俺だけはお前の事を分かってる」でしょうね。
いうなれば学生の頃は明るい女の子が好きだったのに、社会人になってからはちょっと地味だけど磨けば光るダイヤの原石のような、名も無い地下アイドルを育てていくような、
「俺だけがお前の魅力に気付いてるZE☆」
みたいな嗜好に変わっていく感じですかね。あっちなみに私の事ですが何か?※結論、どっちもキモい(笑)
次回は何故こういう人達が劣等感に苛まれて、このような奇行に走ってしまうのか。
そこに潜む深層心理を掘り下げてみたいと思います。これが分かれば私達も変な派閥に巻き込まれる可能性も、グッと減りますのでどうぞお楽しみに!
以上ぐりでございました。最後まで読んで頂きありがとうございます。