ちょっとずつ 一歩ずつ

社会人1~3年目の方や中間管理職の方向けの、「楽しく仕事をする」為のブログです。社会人ならではの人間関係やコミュニケーションの取り方、ストレスの軽減方法等を発信しています。最近晴れてフリーランスになったのでそのサバイバルぶり(笑)も記事にしていきます。

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【DIE WITH ZERO(ゼロで死ぬ)前編】今しかできないことに惜しみなく命を使い切ろう

どうも皆さんご無沙汰してました、ぐりでございます。

折角フリーランスになったのに全然ブログの更新頻度が上がらないというね(汗)


ちょっと最近noteの方にもかまけてたというのもあるんですけどね。あっでも、僕ははてなブログ命ですからね。ブログの読者様あっての私ですので、うへへへへ。

これからも色々あると思いますが、持ち前のゴマすりセンスで全部乗り切ってやるぜ!!※はっきりゴマすり言うてますやん

 

⓪.人事部時代の同窓会を行いました

今年の1月からフリーランスになった訳ですが、フリーランスの人って割と孤独なイメージあるんじゃないですか?一日中誰とも口聞かない日が何日も続くみたいなね。

 

実はそうでもないんですよ。
つい先日にも、人事部時代苦楽を共にしてきたA子とB子の3人で、念願だった同窓会を開くことができました。

いっや、マジで楽しかった!「楽しい」と言うよりは「幸せ」か。少なくともここ1年では一番幸せな時間でした。A子は大学病院の秘書に正式に社員としてなるみたいだし、ことB子に関しては

「私ママになりました!」

って言うから、「ああ、なんかお母さんの複雑な事情で、小さい子供預かってるっていってたもんね~」ぐらいのトーンで話しを聞いていたら、なんか

 

ガチで親権を取ったらしいのです。

 

いやお前、ぶっ飛びすぎだろ!昔から色々と突き抜けてる奴だと思ってはいたけど…
マサラタウンでムゲンダイナと戦ってるようなもんやぞ(笑)

 

結婚も出産もふっ飛ばしていきなり子持ちになる人なんて、マジで今までの人生で見たこと無いんだけど。みなさんの周りでそういう人います??

 

とはいえ、私は素直にB子やA子達を羨ましく思いました。「人生を本当に謳歌してるんだな」と。一度しか無い人生を『経験体験』に全振りして生きてるから、心底楽しそうですもん。

そういう人達と話していると、本当にテンション上がるし元気も出ますね。私は目下太陽光発電とパチンコの稼ぎで生きてますが、普通そんなの「本当に大丈夫ですか?」とか、聞いてくるじゃないですか?彼女らはリアクションからもう違います。

「いつYou Tubeデビューするんですか??」(B子)

「『とある』やってます?『とある』!?今はとあるの遊タイム狙いしかないっすよ!!」(A子)※実は超ガチ勢

 

変に気を遣ってるとか、茶化すとかでもなく、普通に「課長(俺のこと)らしい生き方だな」と思ってるんでしょうね。

 

 

さてそういう訳で本題に入っていきたいと思いますが、今回の彼女らを見て「生きる」事の意味をなんか考えてしまいました。

会社にいた頃は
「本部の〇〇次長がまた迷走してる」
「〇〇主任は本当使えねー」
「やっぱり俺がメーカーと直接やり取りしないともう駄目だなこの会社」

みたいなうんざりするような他人の悪口と、自分の偉大さを誇示する妄想トークを10万シーベルトくらい浴びてたけど、結果としてそういう人達の方が、給料も職位も高い。

一方元人事部の部下たちは(特にB子)、特別給料も高いわけでもなく、生活も相当切り詰めなきゃいけない筈だけど、話してるだけで元気が出てくるオーラを持ってる。

 

 

それなりの給料もらって生きるのが幸せなのか、日々を自分の意思で選択して充実して生きるのが幸せなのか、難しいですよね。

あっ、これ別にサラリーマンをディスってる訳ではないですよ。会社で我慢を積み上げる対価として、素敵な家族やマイホームを持って、家では幸せそうに暮らしてる人達も大勢知ってますから。

 

「人としての一番の幸せ、もしくは大事なことってなんだろう?」 

そんな疑問に今回の参考文献は、一つの答えを出してくれているのでご紹介いたします。

 

 

※今回の参考文献はこちらです 

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

  • 作者:ビル・パーキンス/児島 修
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 発売日: 2020年10月01日頃

①.人生で一番大切な仕事とは?

それでは本題に入っていきますが、皆さんはアリとキリギリスの寓話はご存知ですよね。
メルエムとかいうフリーザみたいな蟻がネテロ会長に毒を盛られて、最後にボードゲーム指しながら死んでく奴です※全然違います←てか、このあらすじ紹介もハンターハンターガチ勢が見たら炎上レベルなんだけどね。

 

まあ、あらすじは皆さん知ってるものとして、あの寓話の結末は、夏に遊んでいたキリギリスは空腹でさまよい、せっせと働いて穀物を蓄えていたアリに物乞いして終わりますよね。

もちろんせっせと働いたアリが正しいという解釈に議論の余地はないのですが、作者は現代社会を次のように懸念しています。

  • 現代社会では勤勉に働き、喜びを先送りすることを美徳とする、アリ的な生き方の価値が持ち上げられすぎている。キリギリスはもう少し節約すべきだし、アリはもう少し今を楽しむべきなのだ。アリとキリギリスの生き方の中間にある最適なバランスを私達は見つけなければいけない。

つまり作者はキリギリスが遊んだことによって得られたバイオリンの楽しみや、スキルアップという部分が、あまりにも現代は軽視されている事を問題視しているわけです。

 

人生は経験の合計です。あなたが誰であるかは、毎日、毎週、毎月、毎年、さらには一生に一度の経験の合計によって決まります。最後に振り返ったときにその合計された経験の豊かさが、どれだけ充実した人生を送ったかを図る唯一の物差しなのです。

 

つまるところ

人生で一番大切な仕事=思い出づくり

これに尽きるのです。これはどんな大富豪も大統領もニートもホームレスも万国共通の原理原則なのです。

 

 

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②.最高の思い出づくりをするには「ゼロで死ぬ」を目指す

 「なるほど、アリに偏りすぎてもキリギリスに偏りすぎても良くないのは分かった。でもその最適のバランスなんてわかるんかい、どないなっとんねん!返事しろや今日のゲストオオオオ!!」

と、多くの方が「情緒不安定な徹子の部屋」みたいになってると思いますが※なりません

 

その解決策として、今回のタイトルにもなっている「DIE WITH ZERO(ゼロで死ぬ)」についてお話させていただきます。

 

参考文献では、ある架空の女性「エリザベス」の生涯を例にあげています。
ちなみにエリザベスのスペックはこんな感じ

  • 45歳の独身女性
  • 年収6万ドル、時給換算で2000円の高給取り
  • すでにマイホームを購入し、ローンも完済。しかもその持ち家資産は4400万円!
  • 彼女は20年後の引退を望んでいるため、45歳の今年から貯金を毎年160万貯めていくことを決意。

ちなみに彼女は会社からの信頼も厚く、65歳まで今と同じ給料をもらい続けると仮定しましょう。うらやまけしからんですね(笑)

 

その場合、エリザベスには持ち家の資産と貯金を合わせて7700万円が65歳時に手元に残ります。これをアメリカの高齢者の平均年間消費額(320万)で生活したとするとすると、残り24年間貯金と資産で生活できます。

 

しかし!しかしですよ、仮にエリザベスが定年から20年後の85歳で天国へ旅立ってしまった場合、約1300万円の資産を使わなかった事になります。

これが何を意味するかと言うと、このときエリザベスは1300万円分の経験を逃してしまった事になるのです。

 

それ自体も残念なことですが、本当の問題はエリザベスが「これだけの金を貯めるのにどれだけの時間を費やしたか」という事なんですね。エリザベスの時給で換算するとなんと6646時間にもなるのです。

つまりエリザベスは生きているうちに使い切れない金額を6646時間。仮に週50時間労働だったとするとなんと2年半タダ働きしていた事になるのです。

 

人生の一番の課題が思い出づくりだとしたならば、なんと勿体ない事でしょう。

そこで作者が提案するのが表題の生き方なのです。

生きているうちに金を使い切ること。つまり「ゼロで死ぬ」を目指してほしい

 そうしないと一度しか無い人生の貴重な時間とエネルギーを無駄にしてしまうと、言っているのです。

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③.「ゼロで死ぬ」理論で確実に上がってくる質問にお答えします

 

これがゼロで死ぬ理論だという事は分かっていただけたと思います。とはいえ、かなりの極論なので反証もたくさんあると思います。そこでこの理論を掲げた時に必ず挙がってくる質問に対して、この章ではお答えしたいと思います。

 

③-1.でも仕事が好きだから問題

ー生きている内に使い切れない額の金を稼ぐために、人生の貴重な時間やエネルギーを無駄にするべきではない。ー

 

そういうと必ず出てきそうなのが「でも仕事が好きだから関係ない」って答えですよね。

「私にとってお金は副産物で、大事なのは仕事を通じて自己実現すること。だからお金があってもなくても私には関係ない」

みたいなのね。くう~っカッコいい!私も一度は言ってみたいですね。

「私にとってお金な副産物で、大事なのはお金を通じて労せずモテること。だから仕事とかクソみたいなもんですねあれ何故か途中から本音がダダ漏れに」

こんな私みたいな返答する人は置いといて(笑)、いますよね意識高い系。

 

 

でもそういう意識高い系に対して、作者は以下のように主張しています。

 

例えばダンスに全ての情熱を捧げてる人でも、やがて40代50代60代となれば、若い時のようなパフォーマンスを発揮するのは難しくなる。

いざ衰えた時の為に、お気に入りのダンサーのライブを観て知見を深めたり、ダンスパーティーを開催して幹事の難しさを経験しておくのは、何十年と同じダンスの仕事で稼ぐよりも、重要な事ではないだろうか

 

つまりどんな手段で得たものであれ、金は生きた使い方をすべきだと言っているのです。

 

③ー2.生きてる内に金使い切ったらどうすんだ問題

 続いて、「ゼロで死ぬ」理論に反証するとしたら、必ずこの疑問が浮かぶと思います。ぶっちゃけ私もそう思いましたもん。お金を残して死ぬのも良くないかもしれませんが、マイナスで死ぬのは最悪ですからね。


「いつ死ぬかなんてわからない」。実はこの問いに対してもこの本では、シンプルな回答がある訳ですよ。それはこんな感じです。

 

安全かつ不要な金を残さないためには、人が生きられる最長の年齢を想定すればいい。つまり、自分が可能な限り長寿を全うする事を前提に1年あたりの消費額を決定するのだ。

 

 殆どの人達はそれすら計算していない。なんとなく必要以上の金を貯め込んでいるか、必要なだけ貯めていないかのどちらかなんですよね、確かに。

 

③-3.子供に残す金はどうするの?

続いて最後の質問です。この質問も③-2番と同じくらい上がってくる疑問だと思います。

「そんなのは子供のいない人間の言うことさ」

「自分以外の誰かを気にかけているなら、ゼロで死ぬべきではない。子供たちの為に金をのこしておくべきだ。ゼロで死ぬなんて利己的な人間の考えだ」


と、作者も散々言われたそうです。ただですね、子供に残す論者を一瞬黙らせる明確な回答も実はこの本には書いてあります。私はこの回答が読んでいて一番痛快でした!

 

それでは発表します。「子供に残す金はどうすんねん問題」への回答は!

 

 

 

 

そんなん自分が生きてる内にあげたらええやん

 ↑

もはや引用でもなんでもない(笑)

 

 

まずは子供たちの為の金を取り分け(あなたはその金に手を付けてはいけない)、その後で残った金を自分たちの為に使うべきだと。なんで死ぬときまで待つ必要があるの?と言っているのです。

 

これぐうの音も出ないですよね、あまりにも正論すぎて(笑)。

本当に子供たちの事を第一に考えているならば、死んでからでは確かにおそすぎる。大切な子供たちが受け取った財産を最大限に活用できるタイミングを考えてあげるべきなのです。

 

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④.最後に

という訳でいかがでしたでしょうか「ゼロで死ぬ」理論。この考え方には何でも「貯める、積み上げる」が美徳とされている日本では、受け入れられないところもあると思いますが、純粋に本として面白いので、一度読んでみて下さい。

 

さて次回は、もう少しこのゼロで死ぬ理論の具体的な実行方法等をご紹介していきます。

 

まあ今の所私は、ゼロで死ぬどころか一歩間違えれば借金まみれのすれすれの生活を送っているので、正直あまり老後の事とかは考えていません。ただいずれにしても

お金を残して死ぬ=経験体験を得るチャンスを逃している

とは考えたことなかったので、結構目からウロコでした。


そういう観点で考えると、今の生活はかなり貴重な経験をしているのだと思います。もし今の生活(太陽光発電+パチプロ(笑))で、普通に生きていけるのであれば、それはそれで人に紹介できるレベルのすごいことだと思うし、駄目だったらそれはそれで、人に語るには貴重な失敗談となります。

 

どの道ビジネスに繋げられそうで、結構ワクワクしてるんですけどね。あっ、ちなみに今月のパチンコ収支を近日中にnoteに上げる予定なので、良かったら読んでみてくださいね。

ちなみに1月はマイナス収支😨

ただのパチンコ好きの中年ニートでした。果たして中年ニートから脱却できたのか乞うご期待!

note.com

 

ではではまた来月お会いしましょう!