どうも皆さんこんにちは、ぐりです。
先日アップルの新製品が発表されましたね。まあ正直そこまでアップル製品が好きなわけではないのですが、なにせ時間だけは、た~っぷりとある引きこもりみたいなものなので、何となくネット配信を見ていました。
今年もiPhone新作出るんだー、「A15バイオニックチップ搭載」あーあれね、やっとついたんだー(絶対理解してない人のテンション)
ちょっと何言ってるかわからないからもう寝るか…って時に価格の発表があって、一番高いモデルは18万2800円 だそうな。「ファッ!?」
いや、いくら何でも高くない??いくらなんでも、なっなん、ナン、ナン⇐動揺しすぎてカレー屋でナンを追加注文しまくるデブみたいになっとるwww
とは言っても結局この18万のモデルも10万円のモデルも、そこそこ売れるんだろうな。日本人マジでiPhone好きすぎですよね。
使いやすさとか、コンテンツの豊富さとか理由は様々あるんですけど、一番の理由はやっぱりブランド力らしいです。
という訳で今回はアップル製品の売れる秘訣と、ブランド力が着く法則などを紹介したいと思います。
そして今回強く言いたいのは、アップルのやり方を真似しても無駄って事。特に中小企業の中途半端な管理職の人達が、中途半端な知識で「デザインはシンプルに・・・!」な~んて抜かして真っ白な箱で商品梱包しても、
「引っ越し用ダンボール?」
になるのが関の山(笑)。そこを踏まえてご覧下さい。
※今回の参考文献はこちら
①.アップルがなぜ時価総額世界一の企業になったか
では本題行きましょう!本章のタイトル通り現在アップル社は時価総額世界一の企業。なんと溜め込んでいるキャッシュはデンマークのGDPに匹敵するらしい!もう下手な国家より余程影響力あるよね。
まあ個人的には分かる気がします。製品の連動性が凄いですもん。特にApple WatchとiPhoneの相性の良さはヤバいっす!
iPhoneでカーナビ接続してると、曲がる数秒前にApple Watchが振動して教えてくれるんだから。
そういう製品の連動性とか質とかも良いのですが、それ以上にアップル製品は高い!!アホみたいに高い。それでも売れるという、ちょっと宗教じみた商売が成り立っているのが、時価総額世界一の秘密なのです。
この表をご覧下さい
スコット・ギャロウェイ. the four GAFA 四騎士が創り変えた世界 (Kindle の位置No.1801-1802). 東洋経済新報社. Kindle 版.
5年前のデータだけど、世界でのスマホのシェア率14%なのに、利益率になると世界中のスマホの利益の8割がiPhoneって事だよ!?どんだけエグい商売してるんだ。
表の通りサムスンとかは、メチャメチャ原価のかかる高級品をほぼ利益無しで販売して、かろうじてシェアを得てるのに、アップルはやっすい製品をメチャ高値で販売するという資◯堂の化粧品みたいな商売が成り立ってるってことです。
なんでこんな商売が成り立つかと言うとそれがブランド力なんですよね-
②.日本でブランド力を持つのが難しい理由
ではアップルがどうやってブランド力を身に着けたのか?
それには4つの条件があるそうなので、ちょっと見ていきましょう。
①.カリスマ的な創業者がいる事
②.職人のこだわりという「伝説」がある事
③.高価格である事
④.垂直統合(直営店があること)
アップルを思い出してください。この4条件全て揃ってますよね。伝説のアップル創業者スティーブ・ジョブズは、かつてパソコンの裏側まで徹底的に拘って、開発者のサインを裏側に書かせたって言いますからね。
ではこの条件を日本の企業というか、日本でやりきることができるのか?一つずつ検証していきましょう。
まず①番のカリスマ的創業者。これは日本にもいっぱいいますよね。松下幸之助、本田宗一郎、川越シェフ?(多分違うww)
とりあえず日本にもカリスマ的存在はいっぱいいるから合格!
続いて②番。「職人のこだわり」に関しては日本は定評がありますよね。品質の良いエンジンを作り続けてトヨタは今もなお、世界一の自動車企業なわけですから。という事で②番もクリア!
続いては③番。上述の川越シェフが水を800円で売ってたから合格(笑)!…て訳ではなくて、日本は実はこれかなり苦手です。でも探せばトヨタのセンチュリーとか桐箪笥とかない訳でもないから、一応合格。
ラストは④番!垂直統合+自社オリジナルの直営店営業が可能かどうか・・・残念!!不合格!!!ここが本っ当に日本は駄目。
という訳で日本というか日本人がアップルの真似しても絶対に失敗するのです。
次章でなぜ直営店営業ができないのか説明していきます。
③.日本人気質では高級店を出すのが難しい
実はアップルが躍進した最大の理由は、iPhoneではなくアップルストアだと言われています。ブランドが経営する店舗はそのブランドにとっての神殿となるわけですが、その神殿造りがジョブズは神がかり的に上手かった!!
ニューヨーク5番街ではヴィトン、カルティエとならんでアップルストアがあるのですが、だだっ広い空間に最小限のインテリア。直方体や円柱形のディスプレイ、透明なガラスの階段etc…まさに神殿そのものだそうです。これでアップルは富裕層の心を鷲掴みにして、高価格のiPhoneや、組み合わせ次第で200万を超えるApple Watchを売りまくったのです。
ではここで今回の核心。日本では富裕層を刺激するデザインは作れない理由を書いていきます。
①デザイン性より効果・効能を知りたい
日本人は「損したくない」って意識が強いから、とにかくデザインよりも情報なのでしょうね。
でもそのデザインは富裕層には決して刺さらないようです・・・
だから日本庭園とかって、世界的に評価が高いのでしょうね。惜しむらくはテクノロジー産業全盛の現代の売り物に、日本語は絶望的に合わない!!!
・・・って事です!
④.最後に
という訳で、日本でアップル(というかジョブズ)被れしてる意識高い系の皆さん。真似するだけ無駄ってものですww。日本はドンキホーテみたいな雑多な雰囲気がいいんすよ。色々なものをごちゃまぜに売って、したたかに生き抜いていきましょう。
ちなみにもし私が何か商売をするなら、店の中にトイレの個室を何個も作って、その中でコーヒーや料理を楽しんでもらう喫茶店を出そうと思ってます。結構アイデアも温まってるんですよ
・トイレットペーパーがメニュー表
・水を流す音がお会計の合図
・ちなみに水は飲み放題⇐どこのだよ!!
・おすすめ料理がカレー⇐どんなに自信あっても絶対出しちゃダメ!!
ねっ、意外と無駄がないでしょ😀⇐開店資金は無駄になるけどなwww
トイレも喫茶店も落ち着く空間だから良い組み合わせだしね⇐混ぜるな危険にも程があるww!!
いい加減にしろ!もうセルフ突っ込みも追いつかねーわwww
って事でありがとうございましたーー「エセカンカンカンカンカーン♪」※M-1決勝で流れるアレ