最近ウクライナ危機のニュースでマジで落ち込んでしまう。
あらゆる事がデータ化、AI化されてるこのご時世で、アナログな兵器で物理的に大国が領土を広げるなんて、正直想像の世界の出来事だったので、割とショックを受けている。
という訳で今回は「本来人類が目指してた未来ってこういうのじゃないの?」という話を書いてみたいと思う。
おそらく人類がたどり着く究極の未来というのは、全てがデータ化できる未来なのかなと思っている。それはもう全て。そういう未来がくれば、今回のような戦争も領土が云々みたいな話ではなく、もっと主導者の本質みたいな所の原因をデータ化して、しかるべき対応がとれるのではないだろうか‥
そんな未来に賛否両論はあると思うが、私はそうなって欲しいと切に願う人間なので、いわば私の妄想未来について語っていこう。
不明確なものを明確にする事で人類は進歩する
そもそもの話になるが、人類は「不明確なものを明確にする」事でここまで発展してきたのだと思う。
- 各集落で猟師や漁師、農夫といった得意分野を持つ人々が、それぞれの得意分野の食糧を多めに確保し、必要に応じて不得手な分野の食糧と交換していた。
⇓ - しかしこの方法では、相手が自分の持っているものを欲しくない場合には、相手のものと交換してもらうことができない。
⇓ - そこで「布・塩・貝・砂金(金と銀を配合したもの)」などの比較的価値が下がりにくい物品と欲しいものを交換(物品交換)
⇓ - だが布や塩、貝などは物品交換を行わなくても製造や入手が可能(価値が不明確)
⇓ - そこで、どの条件下でも同じ価値を持ったお金を使う「貨幣制度」が誕生する(価値が明確)
こんな感じで、その人や物の価値を明確にすることで、それに見合った物品(貨幣)を手に入れる。そのサイクルで人類は発展してきたのだと思う。
だから怪しい「お金を増やす10の方法」とか出自も稼ぎ方も不明確なヤツのコンサルなんかに引っかかってはいけないのだ。
ちなみに「金持ち父さん貧乏父さん」とかいう知らねえ親父の話をゴリ押ししてくるヤツはだいたい詐欺師だwww
貨幣も実は明確な指標ではない
とはいえ、その貨幣ですら大して明確な指標ではないので、これからもっともっとデータ化されていくだろう。貨幣のデータ化の第一歩はキャッシュレス化だと思うが、これは我々の世界では、すっかりお馴染みになっていると思う。
結局貨幣だって偽造は全然できるし、カツアゲや銀行強盗でも入手可能な為、本当の意味で貨幣を持っている人が、社会的に価値のある人間なのか判断が難しいのだ。
そういう犯罪を防ぐ意味で、キャッシュレス経済が登場した訳だ。
ちなみに筆者は中学生の時、1日で2回カツアゲされたことがあるwww
クソが!今あいつらに会ったらボコボコにしてやるのに!⇚皆さんダサすぎて引かないようにwww
ただそのキャッシュレス経済さえ、まだまだ不明確だ。例えば皆さんの手元に1万円札はあるだろうか。その1万円札はきっとあなたが、どこかの誰かに何かをしてあげたから、対価として持っているのだと思う。
でも1万円札1枚でそれを表現するには、あまりにもアナログ過ぎるのだ。これが1万円札でなく、預金アプリに表示されている1万円でも同じことだ。
本当に何もかもがデータ化される
つまり貨幣というのは、所有者が「過去にどんな事をしてどんな人に喜ばれたかを記録する履歴書」みたいなもので、それが物凄く解像度の低いデータなのだ。
恐らくその解像度の低い貨幣は、早晩ずっと解像度の高いデータに取り変わっていくだろう。それが今話題の暗号通貨だったりする。※暗号通貨には「〇月〇日、AさんがBさんに〇円送金した」みたいな取引データが全て残っている。
お金だけではない。既に現段階ではデジタルアート・ゲーム内のアイテム・トレーディングカードなどが既にデジタル化されて、所有者のみのデジタル資産として持つことできる。
・・まあこれがNFTって奴だな。
これを突き詰めていけば、有名人のツイートとかブログとかもデジタル資産になるし、有名人じゃなくても、「過去にこんなボランティアをしましたー」みたいなデジタル証明書みたいなものが資産になる時代もくる。きっとそれが就職や転職への貴重な資産になったりするんじゃないか?
つまり貨幣以上に明確な指標である暗号通貨が登場し、その内それ以上に明確な個人の行動履歴や活動がデジタル化できるデジタル個人資産が出てくるのが、人類の正しい進歩なのだと思う。
‥たまにこういうデータ化の流れに逆らって、「丁寧な暮らし」と称して古民家暮らしをする若者がいたりする。
それ自体は全然良いことだと思うが、それを動画にしてる輩は(最新カメラで撮影して、全部セリフをテロップつけて、視聴者受けの良いサムネ撮って、そして小銭を稼ぐ)絶対エセ「丁寧な暮らし」だと思う。最新技術フル活用して、めっちゃガサガサした暮らししてるやんww
最終的には心の温度だってデータ化できるはず
そこで、冒頭でちょっと話した戦争の話をしたい。
私は、ウクライナの男性達が国外に出るのを禁止されて、兵士として徴兵されるのは正直おかしいと思うし、プーチンの考えてることはもっと理解できない。
でもウクライナの方々には、きっと我々では到底理解できない歴史背景もあるのだろうし(ホロドモールとかね)、プーチンが誰かに操られている可能性だってある。
文明がもっと進めば、きっとそれら心の温度差だってデータ化できると思うのだ。
例えば今存在してる技術として、うつ病の人の脳波は通常の人と脳波と明らかに違う部分がある事が分かっている。
そういう技術がもっともっと進めば、言語化が難しい
「その人個人の価値観・矜持」
「それが重要度で言えば何ポイントくらいなのか」
みたいな事がデータ化して、点数化して、それに代替できる価値観やポイントを提供できると思うのだ。
結局戦争って、お互いの譲れない価値観を力ずくで奪い合う、ポイント取り合戦でしょ?
そんな野蛮な事しなくても、
「あなたの国の行動実績は、世界標準ではこれくらいのデジタル資産価値がありますね。そしてあなたの国の価値観や矜持も理解しました。
であれば、某国で〇〇不足で悩んでるので、あなたの国の技術を提供してはいかがですか?国の財政不足が解消する程度のデジタル資産が得られるし、この方法なら国民感情的にも納得するはずです。」
みたいな最適解をAIが導き出してくれるような未来がきっとある筈だ。
感情の部分までデータ化してるから、当事者も納得の結論だと思うんだよね。
‥早くそういう未来にならないかなと切実に願う今日この頃なのであった。
おまけ
超どうでもいい話だが、上述の古民家ぐらしをしている若者が、「オーガニック以外口に入れない」みたいな話をしている動画があった。「ちょっと虫がついてるくらいが丁度いいんですよ」みたいな事も言っていた。
個人的には「こないだなんてゴボウと間違えてサナダムシ食べちゃいました♡」なんてオチを入れれば絶対バズるのに‥と思ったのだった。⇚絶対「丁寧な暮らし」バカにしてるだろwww